昔の人のうんちから何を食べていたかDNA解析する研究

history_archeology 2018/04/27
Credit:The Pierpont Morgan Library / お食事中の方、失礼します。
Point
・昔の人々の食生活や腸内寄生虫を調べる調査が行われた
・研究データは数世紀前に利用されたトイレから発掘して、DNA解析を実施
・人間だけでなく、動物の腸内寄生虫なども発見された

 

コペンハーゲン大学などの研究チームは、昔の人々の食生活や腸内の寄生虫について調査を実施。研究材料となるのは、数世紀前に利用されていたトイレから発掘した排泄物で、それらをDNA解析することでデータを集めました。

排泄物のサンプルのほとんどは11世紀から18世紀のもので、デンマークやオランダなど北欧地域で採取されてます。はるか昔のサンプルは時の流れで影も形もないものになっていますが、数世紀前のものだと形も匂いも残っているとのこと。

それらをDNA解析後、動植物などのゲノムが記録されてあるデータベースを参照し、排泄物の中にあるものを特定しました。

結果から、1600年頃にはサナダムシが生か生焼けの豚から人に感染していたことが見つかりました。また、9世紀から11世紀にかけてナガスクジラのDNAが発見されたので、当時の人々は鯨を捕獲したり集めたりしていたとみられます。

また、興味深いことに猫や馬、うさぎなどのDNAとその動物たちに寄生する寄生虫のDNAも発見されました。これは、昔の人間だけでなく昔の動物たちも寄生虫に悩まされ、下痢をしていたことを示します。

この研究についてケンブリッジ大学のマーナサ・ラーバン氏は、「この実験に基づいたデータは、昔の人がどのような病気を患っていたか理解するのに有用です。また、病原体の進化や人々の移動について理解の助けとなります」と述べています。

 

via: npr / translated & text by ヨッシー

 

関連記事

人類最古のDNAを調査、考古学の謎が一つ解ける

やられたメンタルを治療してくれる寄生虫がみつかる

SHARE

TAG

history_archeologyの関連記事

RELATED ARTICLE