10倍速い新しいプラズマロケット
10倍速い新しいプラズマロケット / Credit:Elle Starkman, PPPL Office of Communications, and ITER
technology

磁場の加速で10倍速く人類を火星に運ぶ「プラズマロケット」を物理学者が発明 (3/3)

2021.02.01 Monday

New concept for rocket thruster exploits the mechanism behind solar flares https://www.pppl.gov/news/2021/01/new-concept-rocket-thruster-exploits-mechanism-behind-solar-flares
An Alfvenic reconnecting plasmoid thruster https://www.cambridge.org/core/journals/journal-of-plasma-physics/article/abs/an-alfvenic-reconnecting-plasmoid-thruster/F296E45CC504E8FF2586EA79117E2514#

新しいプラズマロケットと従来ロケットの3つの違い

新しいプラズマロケット。プラズモイドが推力を生み出す
新しいプラズマロケット。プラズモイドが推力を生み出す / Credit:Fatima Ebrahimi

考案された新しいプラズマロケットと、既存の装置には大きく3つの違いがあります。

1つ目は、磁場の強さを変化させることで、推力も増減するという点。

論文では、「その推力は磁場強度の2倍に比例する」と述べられており、磁場による速度微調整が可能だというのです。

2つ目は、新しいプラズマロケットが、プラズマ粒子とプラズモイドの両方を放出できるという点。

従来のロケットよりもプラズモイドが加わっているので、より強力な推力を生み出せます。

3つ目は、新しいロケットは電場ではなく、磁場を利用するという点。

従来のプラズマロケットでは電場を利用するため重い原子しか利用できません。しかし、磁場を利用する新しいプラズマロケットでは重い原子だけでなく軽い原子も利用できます。

これにより、科学者たちはミッションごとに推力を調整できるようになるのです。

つまり新しいプラズマロケットは、従来のプラズマロケットに比べて10倍の速度を持っているだけでなく、細かい推力調整も可能なのです。

エブラヒミ氏は、「次のステップはプロトタイプの作成です」と述べており、今後の進展に期待できるでしょう。

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