成長すると世界最大級のクモに!
映像は、オーストラリア在住の女性ペータ・ロジャースさんが、友人から送られてきたものです。
ツイートには「シドニーに住む友人が、彼女の娘の部屋に入った時に見つけたもの」と記載されています。
Gaaaahhhhhhhh, a friend of mine in Sydney just walked into her daughter’s room and found this: pic.twitter.com/3UKMEHtGHt
— 💧 Petie R 🇦🇺🌟🦄🌱🌈🌏 (@PrinPeta) January 27, 2021
So, for everyone saying it’s Photoshopped, here is her actual video. pic.twitter.com/2Zcro0nra7
— 💧 Petie R 🇦🇺🌟🦄🌱🌈🌏 (@PrinPeta) January 28, 2021
動画の中で「50匹から60匹はいる」と話していますが、親子は驚くどころか「カワイイ!」とベタ褒め。
窓枠の隅にうごめくクモの子らは、まるで「まっくろくろすけ」のようです。
クイーンズランド博物館のロバート・レイヴン氏は「人家にはクモが隠れたり、産卵できる隙間がたくさんあります。また、外の気温が高すぎたり、湿気が強すぎたりすると、クモの避難場所にもなる」と話します。
このクモは、アシダカグモと見られ、成長すれば世界最大級のクモになります。
先日も当サイトで、オーストラリア人男性が自宅に放し飼いにしている巨大なアシダカグモのニュースを紹介したばかり。
人の顔より大きい「モンスター級のクモ」と同居する男性が衝撃写真を公開! 一緒に暮らす理由とは? – ナゾロジー

最大で成人男性の顔よりも大きくなり、自宅のゴキブリはおろか、トカゲやネズミまで食べてしまうようです。
自分より小さければ、何でも食べます。
しかし、見た目とは裏腹に臆病な生き物で、自分より大きい人間が近づくと、尻尾を巻いて逃げていきます。
オーストラリアでは、毎年、気温や湿度が高くなる季節に、アシダカグモが大量発生します。
その理由は、クモの赤ちゃんが孵化する絶好の環境だからです。
皮膚の薄いクモの子は、乾燥しすぎるとすぐに脱水し、死んでしまいます。暖かく湿った空気は、体を保護するのに最適なのです。
ひとつの卵嚢(らんのう)からは数百匹が一度に生まれますが、マッコーリー大学のリジー・ロウ氏によると、「アシダカグモは共食いを積極的にする生き物であり、特に孵化直後は食料確保のチャンスなので、群れは放っておいても次第に減っていく」とのこと。
それでも、日本で見られるアシダカグモとは数もサイズも段違いなので、苦手な方はとてもオーストラリアには住めませんね。