廃プラレンガを開発したMatee氏
廃プラレンガを開発したMatee氏 / Credit:Gjenge Makers
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廃プラをリサイクルしてコンクリートより頑丈なレンガを作れる。 29歳エンジニアが世界の廃プラ問題に挑む! (2/2)

2021.02.14 Sunday

前ページ29歳の材料エンジニアがナイロビと世界の廃プラ問題に挑む

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「廃プラレンガ」はコンクリートの5~7倍の強度

廃プラスチックから作られた高強度レンガ
廃プラスチックから作られた高強度レンガ / Credit:UN Environment Programme

廃プラレンガには、廃棄された高密度ポリエチレンが利用されます。これは一般的に牛乳やシャンプーのボトルに使用されているもので、ペットボトルなどの素材とは異なるとのこと。

回収された廃プラスチックは砂と混合したのち加熱。圧縮されてレンガブロックへとリサイクルされます。

廃プラスチックと砂を混ぜる
廃プラスチックと砂を混ぜる / Credit:UN Environment Programme

そのようにして作られた廃プラレンガはコンクリートの5~7倍の強度を持っており、融点は350℃以上にもなります。

従来のコンクリートレンガに比べて非常に頑丈なので、地面に叩きつけても割れたりひびが入ったりしません。

廃プラレンガで舗装された通路
廃プラレンガで舗装された通路 / Credit:UN Environment Programme

廃プラレンガは厚さや色に応じて価格が異なりますが、一般的な灰色レンガは1平方メートルあたり7.7ドル(約800円)であり、手頃な価格で入手できます。

現在、Gjenge Makers社は毎日1500個の廃プラレンガを製造しており、2017年の設立以来、20トン以上の廃プラスチックをリサイクルしてきました。

今後はより大きな生産ラインを追加し、利益を生み出しながら、更なるリサイクルが可能になる予定です。

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