なんで?ピンク色の空に浮かぶ夜明けの三日月が「夢のような」美しさ!

science_technology 2018/04/28
Credit: Miguel Claro

「夢のうちに消え行く三日月(Dreaming waning Crescent Moon)」。この幻想的な写真のタイトルです。その美しさを如実にあらわしていますね。

撮影したのは、ポルトガルの写真家、そして科学コミュニケーターであるミゲル・クラロ氏。

ヨーロッパ南天天文台の写真大使であり、そして“Dark Sky Alqueva Reserve”の公式天体写真家として、また地球と夜空をつなぐ天文的な空の写真の専門家として活動しています。

今回は、彼が撮影した空のめくるめく世界をご紹介いたします。

Credit: Miguel Claro

夜明け時の消え行きながら昇る月が、薄明かりに映えて桃色の雲の帯に隠れています。夜明けの数分前の景色です。

これは2月13日、ポルトガルの“Dark Sky Alqueva Reserve”にある、モンサラズ村とアルケヴァ湖の上空で撮影されたもの。月はほんの6%だけ太陽に照らされています。この時、月はちょうど新月の二日前でした。

Credit: Miguel Claro

ピンク色の雲の帯は、日の出または日没時に見られる「金星の帯(ビーナスベルト)」として知られています。薄明り時、太陽と逆方向の場所に、赤い太陽の光が後方散乱して起きる現象です。地球大気の高層の塵(ちり)を通過したとき、太陽光が散らばって引き起こされる大気現象とよく似ています。

名前の由来は、ギリシャ神話に登場する女神アフロディーテのもつ刺繍ベルト。身につけると魅力的になれる、魔法のベルトです。この現象自体には金星は関係ありませんが、実際に金星が肉眼で見えるときは、この「ビーナスベルト」上にあらわれるといわれています。なんともロマンチックです。

金星は最高で等級−4.6に達しますが、これは天空で月の次に明るい天体です。金星が地球に接近した時、大きくなると同時に細くて薄い三日月型になります。月とよく似ていますが、月とは逆に明けと宵にしか観察ができません。

不思議な共通点のある月と金星。時に彼らは、その光を寄り添わせ、私たちの前に美しい姿をあらわしてくれます。

Credit: earthsky / フロリダの空。月と金星が隣り合う

 

via: Space.com/ translated & text by SENPAI

 

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