シールみたいに剥がせる発光タトゥー
新しいスマートタトゥーには有機発光ダイオード(略称:OLED)が使用されています。
これはエネルギー効率が非常に良い電球のようなもので、これまでテレビやスマホの画面に利用されてきました。
タトゥーデバイスの厚さは合計2.3μm(人間の髪の30分の1の厚さ)ですが、肉眼で十分確認できる明るさで緑色に発光します。
貼り付ける方法は、水転写するタトゥーシールと同じです。
スマートタトゥーは紙の上に製造されますが、それを皮膚に押し付けて水で軽くたたくだけで転写されるとのこと。
わずか8ボルトの電力で発光するため、スマートタトゥーを身に着けた人が感電することはありません。
また水と石鹸で簡単に剥がすことができ、低コストというメリットもあります。
気軽に着脱できる発光タトゥーなので、ファッションとして楽しめるでしょう。
しかしスマートタトゥーの用途はファッションだけに限りません。実はこのデバイス、将来的に大きな可能性を秘めたものだったのです。