スマートタトゥーは健康管理や食品管理にも役立つ
発表された論文によると、スマートタトゥーは皮膚だけでなく、ガラス板やペットボトル、オレンジ、紙パッケージにも適用できたとのこと。
そして貼り付けた対象から様々な情報を得ることができます。
例えば、汗センサーと組み合わせることで脱水状態を知らせることができます。
スポーツ選手が脱水状態に陥ったときに、タトゥーが発光して給水の必要性を教えてくれるのです。
また日焼けしたくない人が太陽の光を避けるために利用することも可能。スマートタトゥーの発光が、「このままでは日焼けしてしまいすよ」と教えてくれるのです。
さらに食品パッケージや果物にスマートタトゥーを入れることで、賞味期限を知らせることも可能になります。
加えてスマートタトゥーは患者の健康管理に役立つかもしれません。患者の状態に変化があったときに発光で警告してくれるのです。
また逆向きに貼ることで、光を利用したがん細胞治療に適用できるかもしれないと言われています。
ただし研究はまだ初期段階です。スマートタトゥーをさまざまな用途に応用するには、より多くの研究を行っていかなければいけません。
今後研究チームは、空気接触によるOLED劣化の防止やバッテリー源の確保を課題として研究を続けていく予定です。