65年ぶりに新発見された「死海文書」の断片
65年ぶりに新発見された「死海文書」の断片 / Credit: Yaniv Berman/Israel Antiquities Authority
history archeology

2021.03.17 Wednesday

最も古い聖書の写本「死海文書」の断片を65年ぶりに発見! (2/2)

前ページ発見された断片に書かれていたものとは?

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死海文書が「20世紀最大の発見」と言われる理由

死海文書が初めて発見されたのは1947年のこと。場所は、死海北岸にあるクムラン遺跡近くの洞窟内でした。

これまでに約970の断片が見つかっている死海文書は、BC250〜AD70年の間に書かれたとされる最古の聖書の写です。

以前まで知られていた最古の写本は、AD925年頃のアレッポ写本でしたが、死海文書の登場により、1000年以上も遡ることとなりました。

そのため、聖書写本の変遷を追うことのできる文書として、「20世紀最大の考古学的発見」と呼ばれるようになります。

クムラン遺跡付近の洞窟
クムラン遺跡付近の洞窟 / Credit: ja.wikipedia

死海文書は、クムラン教団と呼ばれる当時の宗教団体により書かれたとされ、内容は大きく3つに分かれています。

1つは「ヘブライ語聖書 正典本文」、もう1つは「旧約聖書外典」と「偽典」と呼ばれる文書群、そして「宗団文書」というクムラン教団の儀式書です。

その多くが羊皮紙に、一部がパピルスに記載され、文字の大部分はアラビア語、その他に今回のようなギリシャ語やアラム語も使用されています。

クムランで見つかった死海文書
クムランで見つかった死海文書 / Credit: ja.wikipedia

その一方で、内容の解釈は、断片の欠落や、どの断片がどの位置に来るかで意見が分かれており、曖昧なままです。

さらに、お金目当ての違法盗掘も多く、死海文書のいち早い発見と救出が急がれています。

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