国際宇宙ステーション
国際宇宙ステーション / Credit:NASA / Wikipedia
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国際宇宙ステーションで「新しい細菌」が見つかる! 火星で植物を育てるのに役立つ可能性あり

2021.03.23 Tuesday
Microbes Unknown to Science Discovered on The International Space Station https://www.sciencealert.com/four-bacterial-strains-discovered-on-the-iss-may-help-grow-better-space-plants
Methylobacterium ajmalii sp. nov., Isolated From the International Space Station https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fmicb.2021.639396/full

最近、NASAのジェット推進研究所に所属するKasthuri Venkateswaran氏ら研究チームは、国際宇宙ステーション(略称:ISS)で見つかった新しい細菌とその可能性について報告しました。

過酷な環境であるISSで見つかった4種が将来、火星で植物を育てるのに役立つかもしれないのです。

研究の詳細は、3月15日付の科学誌『Frontiers in Microbiology』に掲載されました。

国際宇宙ステーションで見つかった新種の細菌

Methylobacterium科に属する細菌
Methylobacterium科に属する細菌 / Credit:Commons / Wikipedia

研究チームの報告によると、これまでISSのさまざまな場所に生息する4つの細菌株が発見されてきたとのこと。

4つの細菌株のうち3つは2015年と2016年に発見されており、1つ目は研究ステーションのヘッドパネルで、2つ目は観測用モジュールで、3つ目はダイニングテーブルの表面で見つかりました。

しかもこの3種はこれまでに発見されたことのない新種であり、「Methylobacterium ajmalii」と名付けられました。

また4つ目の細菌株は2011年に地球へ返還された古いエアフィルターから見つかっています。

これはMethylorubrum rhodesianumと呼ばれる既知の種だと同定されました。

ちなみに、発見された4つの細菌が属するMethylobacterium科は土壌や淡水に生息しているもので、窒素固定、植物成長への関与、植物病原菌の阻止という役割を担います。

つまり、ISSから植物を育てるのに役立つ細菌が見つかったのです。

これは、ISSで生活する宇宙飛行士たちが何年もの間、少量の植物を育ててきたことが関係しています。

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