17歳の高校生が新しい縫合糸を開発
17歳の高校生が新しい縫合糸を開発 / Credit:Society for Science
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「感染を変色して知らせる縫合糸」を高校生が発明! 根菜ビーツで染めるだけ (2/3)

2021.03.31 Wednesday

This High Schooler Invented Color-Changing Sutures to Detect Infection https://www.smithsonianmag.com/innovation/high-schooler-invented-color-changing-sutures-detect-infection-180977345/

ビーツの縫合糸は変色して感染を知らせる

テイラー氏は傷口の感染を発見するために、皮膚のpH値変化を利用しました。

健康な人間の皮膚はもともと酸性でありpH5ですが、傷口が感染し化膿すると、pH9にまで上昇します。

そしてこのpH値の変化は電子機器を使わずに検知できます。

実際、多くの果物や野菜はpHレベルに応じてが変わる「天然の測定器」として知られています。

そこでテイラー氏は赤紫色の根菜「ビーツ」を利用することにしました。

pH9だと5分後、濃い紫色になる
pH9だと5分後、濃い紫色になる / Credit:Society for Science

彼女によると、「真っ赤なビーツのジュースはpH9で濃い紫色に変化するため、感染した傷口に最適です」とのこと。

次にテイラー氏は10種類の縫合糸素材を用いてテストし、その中から染料を保持できる「綿とポリエステルの混紡糸」を選択しました。

3日後、紫色は薄灰色に退色する
3日後、紫色は薄灰色に退色する / Credit:Society for Science

完成した縫合糸は、感染症のようなpH環境で5分経過すると、赤色から濃い紫色に変化します。

そして3日後には、紫色から薄灰色に退色するとのこと。

次ページ17歳の高校生の今後に期待!

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