翼の爪は雛のガチな武器だった
動画の1分40秒〜に注目してください。雛の翼の先に大きな鉤爪があり、たんなる飾りではなく、しっかり「手」として使っているのが確認できます!
それに、とてもアクティブな動きですよね。実際にツメバケイの雛はとても活発で、ほかの鳥のように巣の中で親から餌がくるのをじっと待つことはせず、枝から枝へ翼の爪と嘴(くちばし)を使って移動するのだそう。
しかも、敵から襲われたときは川に飛び込んで水草に身を隠し、安全になったら翼の爪を使って木をよじ登り、巣に戻るんですって。親は巣から逃げちゃうのに、自己防衛スキルが高すぎる!
ただし残念なことに、大活躍するこの爪は、雛が成長する2〜3週間後には消失してしまいます。