カロリーを自動消費してくれる熱発生脂肪の増やし方が判明!
カロリーを自動消費してくれる熱発生脂肪の増やし方が判明! / Credit:Joslin Diabetes Center 2021
health

エネルギーを燃やしてくれる「ベージュ脂肪」の増やし方が判明

2021.04.18 Sunday

Pain receptors linked to the generation of energy-burning fat cells: implications for obesity therapy https://www.joslin.org/about/news-media/pain-receptors-linked-generation-energy-burning-fat-cells-implications-obesity Brown fat cell discovery opens new doors for obesity treatment https://newatlas.com/medical/brown-fat-cells-obesity-treatment/
Vascular smooth muscle-derived Trpv1+ progenitors are a source of cold-induced thermogenic adipocytes https://www.nature.com/articles/s42255-021-00373-z

運動せずにカロリーを自動で消費してくれる夢のような「やせ薬」ができるかもしれません。

4月12日に『Nature Metabolism』に掲載された論文によれば、寒さに反応して熱発生脂肪にチェンジする、新たな細胞が確認されたとのこと。

褐色やベージュ色をしている「熱発生脂肪」は、通常のカロリーを蓄える白色の脂肪とは真逆の「カロリーを消費して熱を生成する脂肪」であり、増やすことができれば、運動をせずとも、やせることが可能になります。

カロリーを自動消費してくれる熱発生脂肪を利用

熱発生脂肪には古くから知られる褐色脂肪と最近になってみつかった茶色脂肪がある
熱発生脂肪には古くから知られる褐色脂肪と最近になってみつかった茶色脂肪がある / Credit:Canva

ダイエットにおいてカロリーを消費するには運動以外に、もう1つの手段があります。

それは熱の発生です。

私たち哺乳類の多くは常に体温を一定に保つために、常にカロリーを消費して熱を発生させています。

この熱発生は筋肉以外にも、熱発生脂肪とよばれる脂肪組織でも行われています。

脂肪といえばカロリーの貯蓄庫とのイメージが強いですが、それは3種類ある脂肪の中で「白脂肪」と呼ばれるものだけ。

他の2種類である、「褐色脂肪」と2012年に存在が確認された「ベージュ脂肪」は体温を維持するために、カロリーを燃焼させる役割を担っています。

そして最新の肥満研究の多くは、この2種類の熱発生脂肪に焦点をあてています。

運動して痩せること、そして痩せた体を運動によって維持することは多くの人々にとって難易度が高いことが判明しており、代替手段として熱発生が着目されているのです。

熱発生脂肪を増加させることができれば、原理的には運動することなく、誰もがやせることが可能になります。

次ページ寒さは内臓筋を熱発生脂肪に変換する

<

1

2

3

>

健康のニュースhealth news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!