化石と骨格の復元イメージ
化石と骨格の復元イメージ / Credit: New Mexico Museum Of Natural History & Science
paleontology

7年間「ゴジラザメ」の愛称で親しまれた古代ザメ、ついに新種と明らかに

2021.04.19 Monday

‘Godzilla’ shark discovered in New Mexico gets formal name https://phys.org/news/2021-04-godzilla-shark-mexico-formal.html Fossil Friday: 300 million-year-old “Godzilla Shark” from New Mexico finally gets an official name https://www.zmescience.com/science/fossil-friday-carboniferous-shark-name-26245/
CTENACANTHIFORM SHARKS FROM THE LATE PENNSYLVANIAN (MISSOURIAN) TINAJAS MEMBER OF THE ATRASADO FORMATION, CENTRAL NEW MEXICO https://www.researchgate.net/publication/350889762_CTENACANTHIFORM_SHARKS_FROM_THE_LATE_PENNSYLVANIAN_MISSOURIAN_TINAJAS_MEMBER_OF_THE_ATRASADO_FORMATION_CENTRAL_NEW_MEXICO

2013年にアメリカ・ニューメキシコ州で、約3億年前に生息していたとされるサメの化石が発見されました。

種の特定が難しく、これまで「ゴジラザメ(Godzilla Shark)」という仮の名前で研究が続けられていましたが、今回ついに新種と確認されたとのこと。

これでようやくゴジラから卒業のようです。

研究は、4月16日付けで『The Bulletin of the NMMNHS』に掲載されています。

ゴジラから卒業、新しく決まった名前は?

化石が見つかったのは、ニューメキシコ州の中央部に位置するアルバカーキで、当時大学院生だった古生物学者のジョン・ポール・ホドネット氏により発見されました。

同氏と研究チームは、それから7年の歳月をかけて化石を調査。

生息年代は約3億年前の石炭紀で、歯は多くのサメとは違い、短く尖っていて、約2センチほどしかありませんでした。

全長は3.9メートルと大きく、体側には長さ75センチのトゲのヒレが付いており、天敵に対する防護手段として機能していたようです。

ホドネット氏は「海岸沿いの浅瀬に生息し、甲殻類や魚類、他種の小型ザメなどをエサにしていたと見られ、短い歯は獲物を突き刺すよりも、すりつぶすのに適していた」と説明します。

新種の歯
新種の歯 / Credit: New Mexico Museum Of Natural History & Science

また、復元された骨格から、約3億9千万年前に現生するサメやエイなどのメイングループから派生し、その6000万年後に絶滅したクテナカンス属の新種と判明しました。

学名は、化石が見つかったマンザノ山地の土地を代々所有するホフマン一族に敬意を表し、「ドラコプリスティス・ホフマノラム(Dracopristis hoffmanorum、ホフマンのドラゴンシャーク)」と命名されています。

これで7年間、ニックネームとなっていた「ゴジラザメ」とはお別れとなりました。

ホドネット氏は「この化石は、あまり研究の進んでいないクテナカンス属の中では最も状態がよく、同グループの生態や進化の歴史を理解するための貴重なサンプルとなる」と述べています。

ゴジラと呼ばれなくなるのは、ちょっと寂しい感じもしますね…。

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