時間の流れが最も遅いのはハエ?
時間の流れが最も遅いのはハエ? / Credit: jp.depositphotos
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ハエ「人間はのろまだね〜」、身体の小さい生物のほうが「時間の流れ」が遅くなる (2/2)

2021.04.25 Sunday

Slow-motion world for small animals https://www.bbc.com/news/science-environment-24078179
Metabolic rate and body size are linked with perception of temporal information https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0003347213003060

ハエ「人間ってのろまだな〜」

調査対象の中で、軍を抜いて「俊敏な」生物は、ずばりハエでした。

ハエの目は、ヒトの目の4倍の速度で視覚刺激に反応します。どおりで、ハエたたきのヒット率が低いわけです…。

対して、「トロい」生物ナンバーワンは、深海に住むワラジムシでした。

1秒間に知覚できるの点滅はわずか4回。それ以上になると、ワラジムシは混乱し、光がずっと点灯しているものと勘違いしていました。

ハエの処理速度がナンバーワン
ハエの処理速度がナンバーワン / Credit: jp.depositphotos

「私たちは、ある生物にしか知覚できない緻密な世界が存在することを理解し始めたばかりです。

彼らが見ている世界が、私たちの見ている世界と異なるかもしれないと考えるのは非常に興味深いことです」とジャクソン氏は語ります。

そして忘れてはいけないのが、目がいくら迅速にへ情報を送っても、脳も目と同じスピードで送られてきた情報を処理できなければ、無意味だということ。

つまり、身体の小さな生物は、それだけ脳の処理速度も速いのです。

ハエは確かに物事を深く考えることはできないかもしれませんが、意思決定の速さは超一級。甘く見てはいけません。

自分を捕まえようと必死の形相の私たちを横目で眺めつつ、「人間ってのろまだな〜」なんて、余裕でつぶやいているかもしれませんね。

 

本記事は、2019年4月5日に掲載した記事を再編集したものです。

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