雑草を見分けて殺す「ロボット除草プロセス」
農家の人々にとって雑草は仕事の敵です。
しかしメーカーや消費者からは除草剤を含む農薬を削減するよう要求されています。
こうした農家の悩みを解決するため、Small Robot Companyは不要な雑草だけを見分けて焼くキラーロボットを開発しました。
この新しい除草プロセスは、3つのマシンによって成り立っています。
1つ目は、監視&マッピングロボットの「Tom」です。
Tomは農場の植物をスキャンするロボットであり、1日に約20ヘクタール(東京ドーム4個分)の農地を監視したりマッピングしたりできます。
まもなく、完全自律型になるとのこと。
2つ目は、管理AI「Wilma」です。
WilmaはTomから送られてきた植物データを学習・管理し、ターゲットとなる植物を決定します。
農地に生える雑草は、すべてが作物に害を与えるわけではありません。
中にはミツバチを呼び寄せたり、土壌に窒素を留めたりするのに役立つ「良い雑草」もあるのです。
ロボットたちは6つの異なる光の波長を利用して、農家の人々でさえ見分けるのが難しい雑草を判別可能とのこと。