ホーキング博士「最後の論文」が公開! 全ての「マルチバース」は物理法則を共有していた

science_technology 2018/05/04
PHOTO: BRYAN BEDDER/BREAKTHROUGH PRIZE FOUNDATION/GETTY IMAGES

科学界に偉大な功績を遺してきたスティーブン・ホーキング博士が亡くなってからおよそ2ヶ月。以前当サイト「ナゾロジー」でも紹介した、彼の「最後の論文」がついに公開されました。

ノーベル賞もの!? ホーキング博士が生前に遺した論文が発見される

ルーヴェン・カトリック大学のトーマス・ハートグ博士との共著であるこの論文は、『永久インフレーションからのスムーズな脱出?(A smooth exit from eternal inflation?)』といったタイトルがつけられた、多元的宇宙、つまりパラレルワールドの存在について解明しようとするものです。

彼らの理論によれば、宇宙を創ったのはビッグバンであり、宇宙は無限に膨張を続けているとされています。また、この考えはさらに、別の宇宙が無限に存在していることも示唆しています。しかし、宇宙が無限に存在することについて、現時点の物理法則で説明することは不可能とされてきました。

この研究では、ホーキング博士らは新たな数学的理論を用いて、ビッグバンの特徴について再検証。そして彼らはこの新たなモデルにおいて、全ての宇宙が物理法則を共有していることを結論づけました。

この成果は、未来の科学者や物理学者が「別の宇宙」を見つけ出すために、とても役立つ情報となるでしょう。

 

こうしてホーキング博士から手渡されたバトン。次は誰がその意思を受け継いでいくのでしょうか。

この論文はホーキング博士の亡くなるわずか10日前に提出されています。

 

via: cnn / translated & text by なかしー

 

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