100年前の名医がサジを投げた伝説の奇病に挑む
今回の研究により芽殖孤虫のゲノムが明らかになりました。
現在、芽殖孤虫の感染に対しては有効な治療薬が存在せず、外科的な摘出手術のみが確実な治療法となっています。
しかしゲノムが解析されたことにより、標的とすべき芽殖孤虫の弱点も明らかになり、新薬開発につながると期待されます。
またゲノム解析は、芽殖孤虫がどのような過程をへて誕生したかという、進化的疑問を解決する第一歩になります。
伝説の奇病、芽殖孤虫の不思議が解き明かされる日は近いのかもしれません。
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