カラスは「0」を理解できた⁈
カラスは「0」を理解できた⁈ / Credit: Andreas Nieder-Crows understand the ‘concept of zero'(2021)
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カラスは「ゼロの概念」を理解できると明らかに

2021.06.15 Tuesday

Crows understand the ‘concept of zero’ (despite their bird brains) https://www.livescience.com/crows-understand-concept-of-zero.html
Behavioral and Neuronal Representation of Numerosity Zero in the Crow https://www.jneurosci.org/content/41/22/4889

カラスは、抽象的な「0(ゼロ)の概念」を理解できることが分かりました。

ドイツ・テュービンゲン大学(University of Tübingen)の研究によると、カラスの脳の神経細胞は、他の数字と同様に「0」を符号化していると判明。

また、脳の活動記録は、カラスの心の数列において「0」が「1」の前に位置しているという考えを裏付けるとのことです。

研究は、6月2日付けで科学雑誌『Journal of Neuroscience』に掲載されています。

動物が「0」を理解する難しさ

数字としての「0」が本格的に発展したのは、5〜7世紀頃と言われています。

それ以前は、例えば、8に0を掛けたり、10に0を加えたりする概念は生まれていませんでした。

「何もない」という概念はもっと前からありましたが、これは「0」をそれ自体が明確な「量」として扱うのとは違います。

当たり前のことですが、0が数値として考えられるようになってから、数学の世界は大きく飛躍しました。

数字の「0(ゼロ)」はいつ発見された? ゼロの偉人たちが登場する前の世界とは

本研究主任のアンドレアス・ニーダー氏は「数学者に尋ねれば、おそらくほぼ全員が、0の発見は心躍る偉業だったと答えるでしょう」と述べています。

0が特別なのは、整数のように、実在する物体を数える作業に当てはまらないことです。

カゴに入れた3つのリンゴを「1、2、3」と数えることはできますが、カゴが空になると、数えるべきリンゴはありません。

「0は空虚な状態を表しており、非常に抽象的で、それを理解するには経験世界から離れた思考が必要となる」とニーダー氏は言います。

では、カラスは0をどう捉えているのでしょうか。

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