ウンチをメタンに変えて建物にエネルギーを供給

ジェウェン氏が設計した「BeeVi(“蜂”と“ビジョン”の混成語)トイレ」は、真空ポンプを使用して排泄物を地下タンクに送ります。
その後、微生物が排泄物をメタンに分解。
このメタンはバイオ燃料になるため、ストーブや温水ボイラー、燃料電池に活用できます。
つまり、韓国の大学にあるBeeViトイレで排泄すると、その建物全体にエネルギーとして変換される仕組みになっているのです。
ジェウェン氏によれば、平均的な成人は1日に約0.5kgのウンチを排泄し、それが約50Lのメタンガスに変換できるとのこと。
そしてこの量のメタンガスがあれば、0.5kWhの電力が生成されます。
0.5kWhあれば、食器洗い機の省エネモードで1回洗浄したり、電気自動車で1.2km走ったりできるでしょう。
またBeeViトイレは通常の水洗トイレに比べて必要な水量がはるかに少ないため、節水にも役立ちます。