1日ビール1本程度のアルコール摂取が心血管疾患患者の死亡リスクを低下させる
1日ビール1本程度のアルコール摂取が心血管疾患患者の死亡リスクを低下させる / Credit:pixabay
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1日1本のビールが心血管病患者の死亡リスクを低下させるという研究

2021.07.28 Wednesday

A beer a day keeps the doctor away! Drinking six pints a week decreases the risk of heart attack, stroke, angina or death among those with cardiovascular disease, study finds https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-9827141/Six-pints-beer-week-linked-reduced-risk-heart-attack-study-says.html?ns_mchannel=rss&ns_campaign=1490&ito=1490
Association of alcohol consumption with morbidity and mortality in patients with cardiovascular disease: original data and meta-analysis of 48,423 men and women https://bmcmedicine.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12916-021-02040-2

以前に心筋梗塞、狭心症、または脳卒中を起こしたことのある「心血管疾患(CVD)」患者は、再発による死亡リスクが高いと言われています。

イギリスの大学、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)疫学・公衆衛生部門に所属するチェンギ・ディン氏ら研究チームは、週に105gまでのアルコール摂取が、CVD患者の再発・死亡リスクを低下させると発表しました。

お酒好きなCVD患者はお酒をやめるのではなく、1日ビール1本程度に抑えることでより健康的に過ごせるのです。

研究の詳細は、7月27日付の学術誌『BMC Medicine』に掲載されました。

少量の飲酒が心血管疾患(CVD)患者の死亡リスクを低下させる

少量の飲む人は、飲まない人よりも死亡リスクが低いと判明
少量の飲む人は、飲まない人よりも死亡リスクが低いと判明 / Credit:pixabay

研究チームは、心血管疾患(CVD)患者の予後とアルコール消費の関連を調べることにしました。

そこで、UK Biobank英国健康調査スコットランド健康調査および以前に行われた12の研究から得られたCVD患者4万8423人のデータを対象としたメタ分析を行いました。

その結果、週に105gまでのアルコール摂取が、飲酒しないよりも、心臓発作、脳卒中、狭心症の発症、また死亡リスクを低下させると判明。

つまり1日換算すると15g以内のアルコール摂取が、CVD患者の死亡リスクを低下させていたのです。

ちなみに、種類別の純アルコール量は以下になります。

  • ビール350ml(アルコール度数5%):14g
  • ビール500ml(アルコール度数5%):20g
  • 日本酒1合180ml(アルコール度数15%):20g
  • ワイン1本750ml(アルコール度数14%):80g

ビール1本であれば毎日飲めますし、ロング缶でも週5日、ワインであれば週に1本以上開けてもよいという計算になりますね。

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