米加州でコーヒーに発がん性の警告表示の義務付けへ。 コーヒーは体に悪いの?

life 2018/05/09

Point
・米カリフォルニア州の裁判所が、大手コーヒー販売業者にコーヒーに発がん性の警告表示を義務付ける判断を指示
・コーヒー飲用による健康へのプラス効果は、コーヒーに含まれる「アクリルアミド」によるリスクを打ち消すことが出来ないと判断

 

米カリフォルニア州の裁判所は7日、「スターバックスなどの大手販売業者に対し、州内で販売されるコーヒー商品に発がんリスクを警告するラベルを貼るべき」という判断を指示すること示しました。

発がん性のある化学物質として指摘されているのは、穀物や植物を120度以上の高温で加熱することにより起こる”メイラード反応”で生成される「アクリルアミド」です。バール裁判官は、コーヒー飲用によるプラス効果は、この健康リスクを打ち消すことを証明できなかったと指摘しています。

世界保健機関(WHO)の外部組織である国際がん研究機関(IARC)では、アクリルアミドを「ヒトに対しておそらく発がん性がある物質(グループ2A)」と分類。また日本の農林水産省HPでは、動物試験における十分な証拠があり、ヒトでも発がんが起こると考える蓋然性が極めて高いと記載しています。

現在、ヒトにおいてアクリルアミドが発がん性を持つという十分な証拠は得られていません。今回の判断も、「健康に問題がないとされるアクリルアミドの最低量がどのくらいかを決める具体的な証拠を、被告側が提示しなかった」といったことから。「どれだけ飲んだらガンになる」といった具体的な目安はまだ存在しないのです。

しかしアクリルアミドが含まれるのはコーヒーだけではありません。じゃがいもを揚げたポテトチップスやフライドポテトなども同様です。コーヒーだけでなく、1日の総摂取量なども含めて考える必要がありそうです。

 

今回の判断は、米カリフォルニア州内でのこと。今後世界でコーヒーの健康リスクがどのように評価されるのかが注目されます。

 

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via: reutersapnews 他 / translated & text by nazology staff

 

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