複雑なパルクールコースを俊敏に駆け回るボストンダイナミクス社のヒューマノイドロボットAtlas
複雑なパルクールコースを俊敏に駆け回るボストンダイナミクス社のヒューマノイドロボットAtlas / Credit:Boston Dynamics
science technology

世界が仰天! パルクールに挑戦するロボット (2/2)

2021.08.18 Wednesday

LEAPS, BOUNDS, AND BACKFLIPS https://blog.bostondynamics.com/atlas-leaps-bounds-and-backflips

開発者とこだわりとATLASのトレーニング

ATLASはコンパクトな携帯油圧システムを搭載した人型ロボット。右は3Dプリントされたパーツ。
ATLASはコンパクトな携帯油圧システムを搭載した人型ロボット。右は3Dプリントされたパーツ。 / Credit:Boston Dynamics

人型ロボットATLASは、世界でもっともコンパクトな携帯油圧システムを備えていて、28の油圧ジョイントによって優れた機動性を実現しています。

移動速度は1.5m/sで、俊敏に移動し、3Dプリントされた軽量なパーツで、跳躍や宙返りに必要な強度と重量の比率を実現しているそうです。

パルクールのコースをクリアするロボットの動作は、人間が実際に動きを試し、それを取り込んでアルゴリズムを設計し実現されていきます。

Atlasの動作を作り出す過程の一部
Atlasの動作を作り出す過程の一部 / Credit:IBoston Dynamicsnside,the lab: How does Atlas work?

そして、実は今回の動画は、この日初めて、2台のロボットが障害物コースを完璧にクリアした姿なのだそうです。

つまり、それまでは失敗を繰り返していたわけです。

数々の失敗を繰り返して、ロボットはトレーニングした
数々の失敗を繰り返して、ロボットはトレーニングした / Credit:IBoston Dynamicsnside,the lab: How does Atlas work?

成功した超人的な動きだけ見ていると、飛んでもないロボットが登場したと思ってしまいますが、なんだかこうした失敗している姿を見ると親近感が湧きます。

ロボットも人間と同じように練習を繰り返し、トレーニングしてやっとあのスムーズな動きを獲得しているのです。

だからこそ、最後にコースを完璧にクリアしたあと、ガッツポーズを取っているわけです。

最後に成功して腕を振り上げるAtlas。でもここの動作にはミスがあったらしい…
最後に成功して腕を振り上げるAtlas。でもここの動作にはミスがあったらしい… / Credit:IBoston Dynamicsnside,the lab: How does Atlas work?

ポーズを組み込んだのはもちろん開発者ですが、ここにも開発者たちのこだわりがあるようです。

実は、AtlasチームリーダーであるScott Kuindersma氏によると、この単純な動作でほんのわずかなステップにミスがあったのだといいます。

「動画をよく見ると、ちょっと不格好ですよね。

少しぎこちない感じがしますが、これもテストしてきた動作を活かしてもっといいものにする自身があります」

動画を見ている人は気づかないと思いますが、開発チームはそんな細部の動作まで気を配り、正しい動作にしたいと考えているようです。

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