植物を守る微生物は雨の中にも含まれていた
植物を守る微生物は雨の中にも含まれていた / Credit:Depositphotos
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微生物は「雨に混じって降り注ぎ」植物に住み着いていた

2021.09.19 Sunday

Raining Microbes? New Research Finds Rain-Borne Bacteria Colonize Plants https://scitechdaily.com/raining-microbes-new-research-finds-rain-borne-bacteria-colonize-plants/
Experimental evidence pointing to rain as a reservoir of tomato phyllosphere microbiota https://apsjournals.apsnet.org/doi/10.1094/PBIOMES-04-21-0025-R

植物には多種多様な微生物が住み着いており、病気やストレスから植物を保護してくれます。

これら微生物は土壌や種子から来ていますが、今回、別の供給源が見つかりました。

アメリカ・ミシガン州立大学(MSU)植物・土壌・微生物科学科に所属するマルコ・エンリケ・メカン・リョント氏ら研究チームは、微生物が雨と一緒に降り注ぎ、植物の上に住み着いていたと発表しました。

「雨でもたらされる微生物」を研究することで、植物の健康状態を改善させられるかもしれません。

研究の詳細は、6月1日付の科学誌『Phytobiomes Journal』に掲載されました。

雨にさらされたトマトの葉には微生物が多い

雨にさらされたトマトに生息する微生物は多かった
雨にさらされたトマトに生息する微生物は多かった / Credit:Depositphotos

ある実験では、「雨にさらされたトマトの葉」と「実験室で栽培されたトマトの葉」が比較されました。

その結果、前者の方により多くの微生物が生息していると判明。

これにより「雨によって運ばれた微生物植物の葉に定着した」という仮説が立てられます。

そこで研究チームは、この仮説を確かめるために実験を行うことにしました。

しかし植物は通常、土壌や雨、空気中の多くの微生物に絶えずさらされています。

また雨1mlに含まれる微生物の数はほんのわずかです。

「雨による微生物の定着効果だけ」を正確に抽出するのは簡単ではないのです。

では、どのような方法が用いられたのでしょうか?

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