新しいカメレオンダイヤモンドが見つかる
新しいカメレオンダイヤモンドが見つかる / Credit:Depositphotos
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-196℃で灰色から黄色に変化する「極低温カメレオンダイヤモンド」が見つかる

2021.10.08 Friday

Gem collectors have a new jewel to add to their list! Scientists discover a colour-changing DIAMOND that transforms from grey to yellow when chilled to -320°F https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-10065255/Scientists-discover-cryogenic-diamond-changes-grey-yellow.html?

ダイヤモンドの中には、「カメレオンダイヤモンド」と呼ばれる色が変わるものが存在します。

非常に希少なダイヤモンドであるため、1つで数千万円もの値がつくこともあるのだとか。

そして最近、アメリカ宝石学会(GIA)に所属するステファニー・ペルソー氏が、新しいタイプのカメレオンダイヤモンドを発見しました。

この新しいダイヤモンドは従来のカメレオンダイヤモンドとは異なり、-196℃まで冷やすことで灰色から黄色へと変化するのです。

冷やすと黄色に変化する「極低温カメレオンダイヤモンド」

カメレオンダイヤモンドが発見されたのは今回が初めてではありません。

最初に発見されたのは1866年のことであり、その後、しばらくしてからジュエリー業界でも認知されるようになりました。

従来のカメレオンダイヤモンドは2種類知られていました。

1つは200℃まで熱することでが変わり、もう1つは24時間以上暗室に置いておくことで色が変わるというもの。

加熱で変化するカメレオンダイヤモンド。(左)加熱前(右)加熱後
加熱で変化するカメレオンダイヤモンド。(左)加熱前(右)加熱後 / Credit:Nicholas Del Re(GIA)_Colored Diamonds: The Mysterious Chameleon Diamond

これらは元々緑色ですが、上記のような処置によって一時的に茶色または黄色へと変化します。

そして最近、ペルソー氏が顧客のためにダイヤモンドを鑑定した際、3種類目の変化を発見しました。

この新しいカメレオンダイヤモンドは、-196℃まで冷やすことで、灰色から黄色、また灰色から青色へと変化します。

現段階では、合計5つの「極低温カメレオンダイヤモンド」が見つかっているとのこと。

液体窒素で極度に冷却すると色が変化するダイヤモンド。(左)冷却前は灰色, (右)冷却後は黄色
液体窒素で極度に冷却すると色が変化するダイヤモンド。(左)冷却前は灰色, (右)冷却後は黄色 / Credit:Jae Liao

ちなみに、ダイヤモンドの極度な冷却は研究機関で定期的に行われているようです。

冷却すると、ダイヤモンドの原子の振動を抑えられます。

そのため、さまざまな波長のを吸収する様子を正確に測定するのに役立つのです。

さて、このようにして偶然見つかったカメレオンダイヤモンドですが、その色の変化はどのように起こるのでしょうか?

次ページ冷却で色が変わる理由は?

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