虫に寄生する「冬虫夏草」の成分を改造した抗がん剤が開発! 臨床試験でも有望な結果に
虫に寄生する「冬虫夏草」の成分を改造した抗がん剤が開発! 臨床試験でも有望な結果に / Credit:Canva . ナゾロジー編集部
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漢方の秘薬「冬虫夏草」を改造した抗がん剤が開発される! 臨床試験でも有望な結果に (2/3)

2021.10.11 Monday

Anti-cancer drug derived from fungus shows promise in clinical trials https://www.ox.ac.uk/news/2021-10-08-anti-cancer-drug-derived-fungus-shows-promise-clinical-trials
The novel nucleoside analogue ProTide NUC-7738 overcomes cancer resistance mechanisms in vitro and in a first-in-human Phase 1 clinical trial https://clincancerres.aacrjournals.org/content/early/2021/09/08/1078-0432.CCR-21-1652.figures-only

改良された有効成分は人間での臨床試験がはじまっている

改良された有効成分は人間での臨床試験がはじまっている
改良された有効成分は人間での臨床試験がはじまっている / Credit:Canva

オックスフォード大学の研究者たちは以前より、バイオ医薬品会社NuCanaとの共同研究を行っていました。

その結果、改良コルジセピン(NUC-7738)のがん効果はマウスなどの動物実験でも立証され、現在は人間を対象にした第一層臨床試験が始まっているとのこと。

さらに喜ばしいことに、安全性の確認がメインとなる第一層試験においても、薬剤に耐性のあるがん組織に対して、成長停止や縮小も報告されています。

なお今回の研究成果は、コルジセピンの改良結果について述べており、冬虫夏草やその他の生薬の効果を否定するものではありません。

重用なのは、東洋医学において長年用いられてきた薬が、最新科学によって新たな力を得つつあり「ネオ漢方薬」として医療現場で活躍する可能性があるという点です。

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