「素手」でカラスを捕えるネアンデルタール人の狩猟技術を再現!
「素手」でカラスを捕えるネアンデルタール人の狩猟技術を再現! / Credit:Canva . ナゾロジー編集部
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ネアンデルタール人の俊敏な鳥の狩猟方法 研究したら素手で十分だった

2021.10.17 Sunday

Scientists pretend to be Neanderthals to explore how they caught birds in caves for food https://www.eurekalert.org/news-releases/928550 ネアンデルタール人絶滅の謎の解明に手がかり —ヨーロッパ最初のホモ・サピエンスの投射技術の解明— https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20190926_03web_neanderthal.pdf
Night Capture of Roosting Cave Birds by Neanderthals: An Actualistic Approach https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fevo.2021.733062/full The earliest evidence for mechanically delivered projectile weapons in Europe https://www.nature.com/articles/s41559-019-0990-3#:~:text=The%20multiple%20findings%2C%20such%20as,is%20more%20than%2020%2C000%20years Reintroduction of the archaic variant of NOVA1 in cortical organoids alters neurodevelopment https://www.science.org/doi/10.1126/science.aax2537

失われた狩猟技術が復活したようです。

スペインの国立研究協議会(CSIC)で行われた研究によれば、ネアンデルタール人が行っていたであろう、素手で鳥を捕獲する技術を再現したとのこと。

研究者たちは復活させた技術により最終的に、5525匹ものベニハシカラスを捕えることに成功しています。

研究内容の詳細は『Frontiers in Ecology and Evolution』にて公開されています。

ネアンデルタール人はどうやって鳥を捕えていたのか?

ネアンデルタール人はどうやって鳥を捕えていたのか?
ネアンデルタール人はどうやって鳥を捕えていたのか? / Credit:Guillermo Blanco . ナゾロジー編

ネアンデルタール人は今から4万~3万5000年前に絶滅した、私たちに最も近い種族です。

これまで発見された化石や遺物によって、ネアンデルタール人は、獣・甲殻類・木の実・松ぼっくり・キノコに加えて、鳥(特にベニハシカラス)を食べていたことが明らかになっています。

ネアンデルタール人の遺跡でみつかるベニハシカラスの骨の化石は、石器によって解体された跡や、火によって焦げたあとがみつかっています。

しかしそうなると気になるのが、ネアンデルタール人がベニハシカラスを捕えていた方法です。

ベニハシカラスは非常に俊敏な動きをする鳥であり、正面からのアプローチで捕まえることは、非常に困難だからです。

そこで今回、スペインの国立研究協議会(CSIC)の研究者たちは、ネアンデルタール人が行っていたであろう、狩猟方法を再現する試みを行いました。

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