瞑想の「呼吸法」で集中力アップ、科学的に証明される

spiritual 2018/05/14
Photo by Jyotirmoy Gupta on Unsplash
Point
・ヨガや瞑想で重要な「呼吸法」に、集中力を高める効果があることが科学的に証明される
・呼吸を操ることで、「集中」に関わる神経伝達物質「ノルアドレナリン」の分泌をコントロールできる

 

長く集中力を高める効果があることが主張されてきた、ヨガや瞑想で用いられる「呼吸を意識するエクササイズ」。

今回ダブリン大学の最新研究により、「呼吸」と「集中」の間に神経的なつながりがあったことがわかり、その効果が科学的に証明されました。

Coupling of respiration and attention via the locus coeruleus: Effects of meditation and pranayama
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/psyp.13091

研究では、瞑想の中心である「呼吸法」が、神経伝達物質であるノルアドレナリンの分泌に直接的な影響を与えていることがわかりました。ノルアドレナリンは、「やる気」や「集中」、「好奇心」に反応して分泌され、適度に分泌された場合には高いパフォーマンスを発揮することができます。つまり、正しい呼吸法を身につければ、ノルアドレナリンの分泌をコントロールすることで、自らの集中力を高めることができるのです。

Photo by Pascal Müller on Unsplash

研究を率いたマイケル・メルニチャック博士は、「この研究では、ノルアドレナリンが生成される脳の青斑核といった部分が、息を吸うときにわずかに活性化し、吐くときに活動量が減ることがわかりました。このことが、呼吸をコントロールすることで集中力に変化をもたらすことができる可能性を示しています」と述べています。

研究者の一人であるイアン・ロバートソン氏は、「ヨギー(ヨガの専門家)や仏教徒は、長く呼吸が瞑想における最も重要なものであることを主張していました。呼吸を観察し、適切な方法で行うことで、注意力や感情がコントロールできることがわかっていたのです。そしてこの研究は、その意見の正当性を支えるものになっています」と語っています。

 

当サイトにおいても、「マインドフルネス瞑想」などの瞑想方法や呼吸法のメリットはしばしばお伝えしてきましたが、集中力に関する科学的な説明は今回が初めて。

1分でもOK。瞑想の3つの簡単なやり方と効果まとめ

知れば知るほどいい効果しかない、ヨガや瞑想。まだ習慣にしていない人は、1日1分でもいいので、ぜひお試しあれ。

 

via: Trinity College Dublin / translated & text by なかしー

 

関連記事

瞑想やヨガは「DNAレベル」でストレスを抑える

脳を科学的に覚醒させる7つの方法「不安を65%減らす音楽」

瞑想は「チーム単位」で行うと社内の人間関係に効果があることがわかる

あなたの中の傷ついた「インナーチャイルド」の癒やし方

SHARE

spiritualの関連記事

RELATED ARTICLE