全身ホログラムをリアルタイムで投影するPORTL
全身ホログラムをリアルタイムで投影するPORTL / Credit:PORTL Inc
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Hologram-in-a-Box Can Teleport You Anywhere https://spectrum.ieee.org/hologram-booth

2021.11.02 Tuesday

「どこでもドア」みたいな全身を投影するホログラムボックスが開発される

新型コロナウイルスの影響により、ビデオ通話やリモート会議の利用率は飛躍的に高まりました。

そして最近、それらリモートシステムの進化版が開発されました。

アメリカのスタートアップ企業「PORTL Inc」が、全身ホログラムを投影するボックス「PORTL」を発表したのです。

まるで本物みたいな「奥行きのあるホログラム」を投影できるため、「どこでもドア」のように、世界中の人と「会って話をする」ことができます。

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全身ホログラムを投影する「PORTL」なら、リモートでも実際に会った感覚に!

ビデオ通話システムは便利ですが、たいていの場合、映る範囲が限られており、映像も薄っぺらいものです。

当然、実際に会って話しているような臨場感は得られません。

対してARやVRのような技術では、奥行きが再現されるためリアル感が増しますが、ゴーグルやヘッドセットが欠かせません。

本物がボックスの中に入っているみたい
本物がボックスの中に入っているみたい / Credit:PORTL Inc

新しく開発されたPORTLは、ボックスの中に全身ホログラムをリアルタイムで投影できます。

そのためボックスを設置すれば、周囲の誰もがゴーグルなしで投影された人物を見ることが可能。

音声もつながっているので、実際に会って対話しているような臨場感を体験できます。

どこでもドアで実際に会っているよう臨場感
どこでもドアで実際に会っているよう臨場感 / Credit:PORTL Inc

10月に行われたデモンストレーションでは、アメリカ・ロサンゼルスのスタジオにいる人が、東京のアパートに設置されたPORTLを通して、息子たちと「会って」会話を楽しみました。

PORTL IncのCEOであるデビッド・ヌスバウム氏によると、「現在の遅延時間は1秒以下であり、将来的には0.1秒以下にすることが目標」とのこと。

スタジオから世界中のPORTLに瞬時に現れることができるので、普及すればどこでもドアに近い感覚で利用できるかもしれません。

次ページPORTLの設置はハードル高め。ただし将来性に期待できる!

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