全身ホログラムを投影する「PORTL」なら、リモートでも実際に会った感覚に!
ビデオ通話システムは便利ですが、たいていの場合、映る範囲が限られており、映像も薄っぺらいものです。
当然、実際に会って話しているような臨場感は得られません。
対してARやVRのような技術では、奥行きが再現されるためリアル感が増しますが、ゴーグルやヘッドセットが欠かせません。
![本物がボックスの中に入っているみたい](https://nazology.net/wp-content/uploads/2021/11/UniConverter-13_20211101180104.gif)
新しく開発されたPORTLは、ボックスの中に全身ホログラムをリアルタイムで投影できます。
そのためボックスを設置すれば、周囲の誰もがゴーグルなしで投影された人物を見ることが可能。
音声もつながっているので、実際に会って対話しているような臨場感を体験できます。
![どこでもドアで実際に会っているよう臨場感](https://nazology.net/wp-content/uploads/2021/11/a-woman-in-a-long-dress-and-a-male-in-a-patterned-shirt-look-very-3-dimensional-and-real-in-a-white-box-they-wave-to-a-male-who-is-in-a-room-900x600.jpg)
10月に行われたデモンストレーションでは、アメリカ・ロサンゼルスのスタジオにいる人が、東京のアパートに設置されたPORTLを通して、息子たちと「会って」会話を楽しみました。
PORTL IncのCEOであるデビッド・ヌスバウム氏によると、「現在の遅延時間は1秒以下であり、将来的には0.1秒以下にすることが目標」とのこと。
スタジオから世界中のPORTLに瞬時に現れることができるので、普及すればどこでもドアに近い感覚で利用できるかもしれません。