月食のイメージ
月食のイメージ / Credit: David Paleino / SPACE.com
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今週19日は月を見て。98%も欠ける「ほぼ皆既」部分月食を観測できます (2/5)

2021.11.18 Thursday

2021.11.17 Wednesday

前ページ「ほぼ皆既」の部分月食が見られる!

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月食にはどんな種類がある?

前回は皆既食、今回は部分月食です。では、月食にはどんな種類があるのでしょうか。

月食は、地球の影にどれくらい月が入るかによって、「皆既月食」「部分月食」「半影月食」の3種類に分けられます。

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Credit: 国立天文台

地球の真後ろの濃い影が「本影」、その周囲の薄い影が「半影」です。月全体がすっぽり本影に入ると皆既月食に、月の一部だけ本影に入ると部分月食に、半影に入ると半影月食になります。

もしかしたら「半影月食って見たことがないぞ」と思った方がいらっしゃるかもしれませんね。実は、肉眼で見てもほとんどわかりません。でも、カメラで撮影すると、とらえることは可能です。

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Credit: ofugutan(2020年11月30日に撮影)

こちらは昨年11月30日に撮影した半影月食。左の月が半影月食の満月、右が食が終わった通常の満月です。左の月は、左斜め上の方が黒っぽくなっていますね。

さらに、月食は欠け始めから終わりまで全行程が見られる場合のほかに見られない場合があり、後者は「帯食」といいます。

月の出の前に月食が始まり、月が欠けたまま昇る場合は「月出帯食(げつしゅつたいしょく)」、月が欠けたまま沈む場合は「月入帯食(げつにゅうたいしょく)」といいます。

つまり、今回の部分月食は全国の多くの地域で「月出帯食」ということになります。

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