月食がコロンブスを救った!?
もしも誰かと月食を見るならば、ちょっと人に話したくなるエピソードはいかがでしょうか。
大航海時代にアメリカ大陸を「発見」したことで有名なクリストファー・コロンブス。彼は航海のときに、天文学者によって書かれた今後の月食の予定が記載された本を持っていました。
コロンブスは1503年にジャマイカ島で遭難してしまい、原住民に食料と水を提供するように言ったのですが、原住民はこれを拒否。そこで今後の月食の予定を知っていたコロンブスは、月の光をなくすと原住民を脅したんだそうです。
月が欠けてくると、怯えた原住民は月を戻してくれるならコロンブスを助けることに同意。もちろん、コロンブスはいつ月食が終わるかを知っていたため、月が再び現れるときを告げます。
これによって、コロンブスたちは救われたのだとか。機転が利くというか、ずる賢いというか……。