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2020.09.16 Wed ナゾだった”地球の磁場”を感じ取る動物の「第六感」は、バクテリアに由来しているかもしれない
ウミガメは産卵の際、必ず自分が生まれてきた砂浜に戻って来ます。
また、渡り鳥も広い地球で迷うことなく目的の土地へ向かって移動できます。
さまざまな動物たちが、自分は地球上のどこにいるのか、どちらへ向かっているのか、迷うことなく感じ取る能力を持っているのです。
これは地球の磁場を感じているためだと考えられていますが、実際それを可能にする器官がどこにあるのかは、50年近い研究が続けられているにもかかわらず、未だに解明されていませんでした。
セントフロリダ大学を始めとした研究者チームが8月10日付けで科学雑誌『Philosophical Transactions of the Royal Society B: Biological Sciences』に掲載した研究によると、動物が磁場を感じる理由は、バクテリアの影響なのではないかとする仮説が発表されました。
バクテリアで地球の磁場を感じ取るとは一体どういうことなんでしょうか?