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2020.05.05 Tue 「愛」はいつ生まれたのか?現代日本語のほとんどの概念は明治政府の大事業で誕生した
現代の日本には、海外のあらゆる概念に対して日本語の訳が存在しています。
「Physics」を「物理(窮理)」、「philosophy」は「哲学」、天使の最高位「seraphim」は「熾天使」、いずれも難解な用語に対してセンスの塊のような素晴らしい日本語訳があります。
しかし、こうした日本語訳がいつ頃誕生したかご存知でしょうか?
実はこうした海外の知識の多くは散発的に翻訳されたのではなく、明治時代に国策として集中的に翻訳されたのです。
今の私たちが何不自由なく、あらゆる科学の知識や技術、または政治や経済の概念を日本語で学べるのは、この明治時代に行われた大規模な翻訳事業のおかげなのです。
普段は当たり前過ぎて意識もしていなかった日本語の誕生について、歴史を振り返ってみましょう。