ブラックライトで黄緑に発光するスズメバチの巣
ブラックライトで黄緑に発光するスズメバチの巣 / Credit:Bernd Schöllhorn(Université de Paris)_Bright green fluorescence of Asian paper wasp nests(2021)
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ブラックライトで発光するスズメバチの巣が発見される

2021.08.29 Sunday

Biologists Discover an Unexpected Feature We Never Noticed About Certain Wasps https://www.sciencealert.com/guess-what-wasps-nests-can-fluoresce-in-the-dark
Bright green fluorescence of Asian paper wasp nests https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rsif.2021.0418

地球には、紫外線を吸収して別の波長で再放出する「生物蛍光」をもつ生き物が存在します。

最近、フランス・パリ大学(Université de Paris)に所属する化学者ベルンド・スコールホーン氏ら研究チームは、いくつかのスズメバチ種の巣が黄緑色に発光することを発見しました。

スズメバチ自体に生物蛍光はありませんが、彼らが作る巣はブラックライトを浴びて光っていたのです。

研究の詳細は、8月25日付の学術誌『Journal of the Royal Society Interface』に掲載されました。

新たな生物蛍光を探すため、夜間のジャングル探索を実施

これまで確認されてきた生物蛍光のほとんどは、海洋生物によるものです。

しかし最近では、少数ながらカエルやサソリ、カメレオン、カメ、ウォンバット、カモノハシなど、地上で見かける生物にも生物蛍光が確認されてきました。

生物蛍光のサソリ
生物蛍光のサソリ / Credit:SciShow(Youtube)_So Apparently Platypuses Glow in the Dark(2021)

地上には、ほかにも生物蛍光を発する生き物が存在するのでしょうか?

研究チームは、新たな生物蛍光を見つけるためにベトナム北部の熱帯雨林を調査することにしました。

生物蛍光を見分けるには暗闇の中でブラックライト(紫外線を放射する電灯)を照射しなければいけません。

そのためチームは、ヘビやクモ、スズメバチなどの危険な生物に攻撃されないよう細心の注意を払いながら、夜な夜なジャングルを探索することになりました。

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