「うつ」症状はゾクゾクする音「ASMR」で解消できる可能性がある

life 2018/08/06

8年前、当時39歳だったエマ・スミスさんは彼女の人生を一変させてしまう交通事故に遭ってしまいます。スミスさんを最も苦しめたのは、事故による外傷ではありませんでした。彼女は事故後の「PTSD」により、不安などの症状に精神を蝕まれていったのです。

そして、PTSDによる不安の「緩和剤」を探し求め、スミスさんが最終的にたどり着いたのは、なんと “Youtube” 。それも、ただ「女性がささやく」といった内容の動画だったのでした。

その動画は近年流行をみせている、いわゆるASMR(Autonomous Sensory Meridian Response)を促すもの。ASMRとは、聴覚などへの刺激により「ゾワゾワ」と感じる心地のいい感覚を指します。

そのASMRのセンセーショナルな刺激に感動したスミスさんは、自ら「ASMRユーチューバー」となることを決意。“WhispersRed ASMR” と名付けられた彼女のチャンネルは、今では50万人を超える人がチャンネル登録をしています。

ぜひ試しに下の動画で、彼女の「ささやき」に癒やされてみてください。

ASMRにおいて、「ゾクゾク」を感じることができる「トリガー」は人によって異なります。そして「ささやき音」は、スウォンジー大学が2015年の研究において分類した、9つあるトリガーの内の1つとされています。また、その研究では、475人の参加者のうち82%がASMRは入眠時に効果的と答え、70%がストレス解消になると答えたのでした。

さらに、シェフィールド大学の研究者らによる最新の研究においては、ASMRが心を穏やかにしてくれるだけでなく、心拍数を低下させる働きを持っていることが示されました。

ASMRは、人の注意を「不安」からそらし、他の心地よい「何か」に集中させることで、そのような効果を得ていると考えられます。つまり、何かに集中して心を満たす「マインドフルネス瞑想」と同様のものであるとされているのです。

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スミスさんはまた、ASMRの不安を取り除く効果を、医師も認めていることを明かしています。このように、今やかなりの市民権を得てきたASMRですが、前述したように、その「トリガー」は個人によって異なります。

まだASMRの素晴らしい効果を実感したことがない人は、自分のトリガーについて理解していない可能性があります。過去を振り返ってみて、特定の音に心地の良さを感じた記憶はありませんか?もしその経験があるとすれば、それがあなたのトリガーである可能性が高いといえるでしょう。

 

むしろ寝ないほうがいい?うつ症状は徹夜すると改善するという研究

 

via: yahoolifestyle / translated & text by なかしー

 

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