サイコパスはプレイリストで分かる?異常心理と音楽は関係しているという研究

Point
■サイコパス特性の強い人は、ラップミュージックを好んで聴く傾向にあることが判明
■反対に、ロック音楽やポップミュージックのようなジャンルは、好んで聞かないことも分かっている
■サイコパスの音楽の趣味嗜好をより正確に特定できれば、プレイリストを見るだけでサイコパス診断ができるかもしれない

映画や小説の世界に登場するサイコパスたちは、よく好んでクラシックやジャズ音楽を聴いています。例えば、『時計じかけのオレンジ』のアレックスは「雨に唄えば」を歌いながら女性を襲いますし、『羊たちの沈黙』に登場するハンニバル・レクター博士はバッハの「ゴルトベルク変奏曲」が好きです。

しかしこれはあくまで彼らの異常さを増長する演出であり、実際は異なる可能性があるようです。

ニューヨーク大学の研究によると、実際のサイコパスは、クラシックよりもラップ・ミュージックを好んで聴く傾向にあるとのこと。文化的な背景も大きいでしょうが、私たちの映画や漫画などのサイコパスのイメージからは、少し意外な結果かもしれません。研究は英メディアの「Guardian」で報道されていますが、研究はまだ暫定的なものであり、論文は未発表です。

ラップを好み、ロックを嫌う傾向

研究チームのパスカル・ウォリシュ氏は、同大学の学生およそ200名を対象に調査を敢行。まず、学生には性格特性に関するアンケートに答えてもらい、学生全体のサイコパス傾向をスペクトラム型で表示しました。次に、およそ260曲に及ぶ多ジャンルの楽曲を7段階で評価づけしてもらい、音楽の好みを判定しました。

そこから、サイコパス特性を強く示した学生の音楽の好みを調査すると、好き嫌いに明らかな傾向が見られたのです。調査の結果、好きな曲はBlackstreet の“No Diggity”やEminem の“Lose Yourself”といったラップミュージック、さらにはJustin Bieberの“What Do You Mean”など軽いテンポのものでした。反対に、嫌いな音楽は、Dire Straits’の“Money for Nothing”やKnackの“My Sharona”といったロック音楽だったのです。

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