あなたの知らないレアな貴重宝石7選

science_technology 2019/10/12

1.ブルーダイヤモンド

Credit: depositphotos

まずは世界一高価な宝石について触れなければ、この記事は成り立たないでしょう。そうです、このブルーダイヤモンドこそが、地球上で最も高価な宝石なのです。

この鮮やかなブルーは、当然ですが染料を混入させているわけではありません。魅惑的なブルーダイヤモンドの色は、微量のホウ素が原因で生じているのです。

ダイヤモンド採掘業界の重鎮、故フィリップ・オッペンハイマー氏がかつて所有していた14.62カラットのブルーダイヤモンド「オッペンハイマー・ブルー」こそが、2016年のオークションにて宝石史上最も高い値を付けたものであり、手数料抜きの落札価格は5060万ドルという一般市民の度肝を抜くものでした。

2.ウォーターメロントルマリン

Credit: depositphotos

一般的に、火山の中心近くを流れるマグマの堆積物の中で凝固するのがトルマリンであり、それゆえこの宝石は高温にさらされます。中でもスイカのような色合いが鮮やかなウォーターメロントルマリンは、見る者の多くを魅了する色合いを放つ宝石です。

さらに、磁気をまとっているという点もトルマリンの興味深い点であるといえるでしょう。高濃度の鉄とマンガンが、トルマリン・ファミリーに磁気を与えており、これによりこの宝石は、私たちに様々な表情をみせてくれるのです。

3.ペイン石

Credit: DonGuennie /Wikimedia Commons

ペイン石が特別な宝石であるのは、何と言ってもその「希少さ」ゆえ。宝石学者のほとんどは、この石が地球上で最もレアな宝石であることを認めるでしょう。

1951年に最初のペイン石が旧ビルマのモゴク地域で発見されましたが、その後2014年までに見つかったのは、なんとわずか2つの宝石しかないのです。

その鮮やかなオレンジ・レッドあるいはブラウン・レッドを発色させているのは、ペイン石に含まれるクロムとバナジウムであるとされています。

4.レッドベリル

Credit: Masahiro Miyasaka/Wikimedia Commons)

世界で最も価値が高い宝石の1つとして知られるのが、このレッドベリルです。鮮やかなレッドが印象的なこの宝石は、手にした人の心をグッと引き込む魔力を持っています。

エメラルドと同じ緑柱石であることから、「赤いエメラルド」と呼ばれることもあるこの宝石は、ベリリウムやアルミニウムといった元素を含んでおり、赤いカラーはマグネシウムに由来するものです。

1905年にユタ州で初めて発見されたベリルは発がん性物質として知られており、肺炎の原因となる可能性もあるため取り扱いには注意が必要です。

5.ブラックオパール

Credit: Ra’ike

オパールは誰もが知っている宝石ですが、ブラックオパールは色、形、特徴のすべてが通常のオパールとは異なるものです。そしてブラックオパールについては、有名な2つの石に触れることなく語ることはできません。

1つ目は「The Aurora Australis」と呼ばれる、世界で最も価値の高い180カラットのブラックオパールです。1938年にオーストラリアのライトニング・リッジで発見されたこの宝石には、2005年に76万3000ドルの値がつけられました。

2つ目は、イギリスの天文学者エドモンド・ハレーにちなんで名付けられた「Halley’s Comet」です。同じ名前の彗星(ハレー彗星)のほうが有名ですが、実際にこの宝石は、オーストラリアの空にハレー彗星が現れたタイミングで発見されたために、その名がつけられました。Halley’s Cometは世界最大の未加工のブラックオパールとしてギネス記録を持っています。

6.蛍石

Credit: Didier Descouens

蛍石は、驚くほどに単純な化学式(フッ化カルシウム:CaF2)で成り立つ鉱物ですが、非常に高価になる場合もあります。この石は、完璧な等軸晶系の八面体で発見されることもあり、その美しいフォルムは見るものの心を奪い去ります。

蛍石の鮮やかな色は、その結晶構造が壊れることで生まれるものです。欠損部分の電子が照射光を吸収し、様々な色の光を放ちます。この記事で紹介している他の宝石とは異なり、蛍石は比較的珍しくない鉱物であり、かつて超高温の水が流れていた岩の中を鉱床として形成されるものです。

7.ベニト石

Credit: Rob Lavinsky, iRocks.com

カリフォルニア州を代表する宝石として知られるベニト石は、1907年にカリフォルニアの鉱床で発見されて以来、長らく他の場所で発見されることがなく、その場所が唯一の鉱床として知られていました。

それから数十年が経過し、日本やオーストラリア、アーカンソー州の鉱床でも発見されるに至りましたが、それでもなお限られた場所でしか宝石のクオリティを保ったベニト石の採掘は可能ではないため、純度の高いベニト石は非常に高い値段で取り引きされています。

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reference: scienceabc / written by なかしー

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