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女人禁制のアトス山に女性の白骨を発見か (3/3)

2021.01.27 Wednesday

2019.12.24 Tuesday

前ページ礼拝堂の床下から「女性の骨」?

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女性の入山はわずか12回?

紀元後382年から残る記録には、12回の女性の入山が確認されています。街の暴動から逃げてきた女性や、中には、アトス山の秘密を知るために忍び込んだ女性もいるそうです。

最も有名なのは、1990年代に、男装してアトス山に入ったギリシャ人ジャーナリストのMalvina Karali氏と言われています。隠されるほど知りたくなるのは人間の性なのでしょう。

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アトス山のパントクラトル修道院/Credit:Phaidon Hadjiantoniou

また有名な話では、セルビア王が妻を連れてアトス山を訪れた際、島への入山は許されたものの、女王が歩く場所にはすべてカーペットが敷かれ、直にアトスの土を踏むことは許されなかったといいます。

ただ、今回発見された骨が、この女性たちのものと考えるのは難しいでしょう。男性の修道僧とともに礼拝堂に埋葬されたとすれば、修道僧として認められていたはずです。

もしかすると女人禁制のアトス山には、異例の女性修道僧が存在したのかもしれませんね。

2700年前の石版に「てんかん」を引き起こすデーモン像が発見される

reference: livesciencetheguardian / written by くらのすけ

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