新型コロナウィルスは季節性があり、太陽に弱い。赤道に近いほど感染者は低下する
新型コロナウィルスは季節性があり、太陽に弱い。赤道に近いほど感染者は低下する / Credit:depositphotos
biology

赤道に近づくほど新型コロナは減少しているという研究

2021.05.04 Tuesday

Novel coronavirus really is seasonal, study suggests(livescience) https://www.livescience.com/climate-covid-19-seasonal-spread.html
Climate and the spread of COVID-19 https://www.nature.com/articles/s41598-021-87692-z?utm_medium=affiliate&utm_source=commission_junction&utm_campaign=3_nsn6445_deeplink_PID100052172&utm_content=deeplink

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、暖かい気温と熱帯気候に弱いことが新たに示されました。

4月27日に科学雑誌『ScientificReports』で発表された研究では、調査の結果、赤道に近い国や夏の期間など、気温が高く日光が長時間あたる場所では、それ以外の国に比べてCOVID-19の発生率が低いことがわかったと報告されています。

これは国ごとの都市化レベル、検査数など、報告される症例数に影響をあたる要因を考慮した後でも、結果が保持されたといいます。

この報告は、蔓延し続けるCOVID-19問題に対して、希望の光となるのでしょうか?

新型コロナウイルスは夏に弱いのか?

日本国内のCOVID-19陽性者数(2020年1月~2021年4月)
日本国内のCOVID-19陽性者数(2020年1月~2021年4月) / Credit:厚生労働省

去年1年の新型コロナウイルスの感染状況を思い返すと、夏はいったん収まっていたという印象を持つ人は多いでしょう。

実際、インフルエンザウイルスを含む多くの呼吸器ウイルスは、季節的なパターンに従うことがわかっていて、冬にピークを迎え、夏になると低下します

ただ、なぜウイルスがこのような季節的パターンに従うのかは、はっきりとわかっていません

研究によると呼吸器ウイルスは、低温・低湿の環境でより安定して空気中に長くとどまることが示唆されています。

また冬は、多くの人が屋内に集まることも、感染を促進させる要因の可能性が指摘されています。

日本のコロナウイルス感染者数の推移を見ると8月に増えているようにも見えますが、これはPCR検査実施数と連動しているようにも見えるでしょう。

日本のPCR検査実施人数(2020年2月~2021年4月)
日本のPCR検査実施人数(2020年2月~2021年4月) / Credit:厚生労働省

実験室では、培養したSARS-CoV-2の生存率を、高温多湿の環境が低下させるとわかっています。

ただ、こうした要因が実際の感染数の変化にどうつながるかは不明です。

では実際のところ、新型コロナウイルスは夏に弱いのでしょうか?

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