悪用厳禁。他人を動かす7つの心理的効果とその対処法

fun 2018/05/18

人の脳はときどき、奇妙な活動をします。それは私たちに非合理的な行動をとらせ、荒唐無稽な説を信じさせ、ときには私たちの記憶さえ変えてしまうこともあるのです。しかしその奇妙な行動にも、何かしら理由があるもの。

海外メディア“Bright Side”が、無意識にたくさんの人々を動かしてしまう7つの心理的効果と、その対処方法を紹介しています。

 

1. 「他人」の存在が人の行動を左右する

この効果は社会的促進と呼ばれ、作業や課題の遂行時、そばに他者がいるだけで行動や成績が高まる現象を指します。

たとえば、電車の中に老婆が乗ってくるとします。そのとき席に座っていた青年は、一人なら席を譲らないかもしれませんが、そばに「女性」など「自分への評価」を意識させる他者がいる場合は、譲る確率が増えるでしょう。

このように、そばに観察者やともに行動する人間の存在が、その人の覚醒水準を高め、より優れた行為を促すというわけです。いわゆる「人の目があるとサボれない現象」ですね。

巻き込まれないためには?

簡単にいうと、ときどき自問自答することです。「自分は今何をしているんだろう?」「これは相手に感動を与え、自分に好意を寄せられるかもしれないけど、それは本当に自分が求めていること?」

 

2. 人の言動は経験の仕方によって変化する

こちらも「見られている効果」に関連しています。これはホーソン効果と呼ばれています。ある事柄について注目されると、人間はそれについて周囲の期待に答えようと、無意識に成果を上げようとしてしまうことです。

例えば、スーパーなどの試食販売で「美味しいですよ」と勧められ食べたときに実際に美味しいと感じたとしても、家に帰って食べてみると美味しいと感じない、といった場合です。つまり、一種のプラセボ効果ですね。

巻き込まれないためには?

常に問題点を明確にし、批判的に考えましょう。たとえその実験やイベントにあなたが参加したとしても、「最高点をとること」を強制されているわけではないのです。

 

3.未完了のタスクのほうが頭に残りやすい

これはツァイガルニク効果といって、人は達成できなかったり、中断してしまったりしている事柄をよく覚えているというもの。

例えば、ウェイターは配膳するまでは客の注文を覚えていますが、配膳し終えたらすぐに別のお客に注意が移ります。しかしすべて配膳し終えて緊張の糸が切れた瞬間、何を配膳したかも忘れてしまったりするものです。ミステリアスな異性に惹かれるのも、この効果が関係しています。つまり、「知りたい」「目的を達成したい」という気持ちを解消したいという欲求が働くというわけです。

巻き込まれないためには?

未完了の事柄がたくさんあると、あなたの脳内メモリに負担がかかってしまいます。なので、少なくとも頭の中では終わらせてしまいましょう。問題があればその解決方法を考えて、後は動くだけにしておくなどの対策を取るのが良いでしょう。例えば、ToDoにしんどいタスクや方法を書き込むだけで脳内負担は軽減するようなので、オススメ。

 

4.人は高価なものの購入が目的化することがある

高額な商品ほど需要が増す不思議な現象のことを、ヴェブレン効果といいます。これは、若い人によく見られるようです。

彼らは社会的なステータスを気にして、高額な商品をついつい買ってしまいます。またセーフ品や割引された商品は欠陥品だと考えてしまいます。非常にお財布に優しくない効果です。

巻き込まれないためには?

物欲がわいたとき、「ヴェブレン効果かも」と考えるクセをつけましょう。最新のグッチのバッグやヨーロッパ旅行を、インスタ映えのために確保しようとしていませんか? もしも高額なものを購入するときは、「これは自分にとって価値あるもの?それとも社会的ステータスのため?」と自問自答しましょう。

 

5.人はミスをしてしまう人を好きになる

ドジっ子には朗報。プラットフォール効果といって、人間は「うっかりミス」をする人や、バカっぽく見える人を魅力的に思ってしまう傾向があります。完璧な人に対しては、嫉妬でイライラしてしまうことがあるからです。ちょっと自分勝手な心理ですが、人間の生々しい部分がよく表れていますね。

巻き込まれないためには?

「不器用」「バカっぽい」と思われることを恐れてはいけません。もちろん程度によりますが、そう思われることが自分を魅力的にすることもあるのです。自分を別人のように振る舞うよりも、本来の自分でいる方が、相性の良い人と出会いやすいものです。

 

6.人は自分の行動に対する人の反応を大げさに考えやすい

スポットライト効果は、自分が誰かに見られていると感じたり、自分のミス全てを、他人が把握しているのではないかと感じることを指します。

「Silly(バカ)」とプリントされたシャツを着た人がどのくらい他人にシャツを認知されているかをコーネル大学の心理学者が実験した結果、実際に認知していた人は、被験者が考えた人数の半分しかいませんでした。自分が心配しているより、他人はあなたのことを気にかけていないのです。

巻き込まれないためには?

人はあなたが考えているより、他人に多くの注意を向けません。もし自分のシャツに汚れが付いても、心配しすぎないようにしてください。これまで自分が、他人の失敗についてどれくらい気づいたか考えてみましょう。きっとそこまで多くないはず。

 

7.多くの人がいるほど、人は倒れている人を助けようとしなくなる

最後は、ちょっと世知辛い傍観者効果です。集団心理の1つで、ある事件に対し、自分以外に傍観者がいる時に率先して行動を起こさない心理のこと。しかもその効果は、傍観者が多ければ多いほど高いのです。もしあなたが倒れたとき、周りに人が多ければ、「誰かが助けるだろう」と思い、結局誰も助けないという悲劇が訪れるかもしれません。

巻き込まれないためには?

もしあなたが群衆の中で倒れそうになったら、誰か「特定の人」に向けて助けを求めてください。そのほうが助かる確率が上がります。

 

以上、7つの心理的効果でした。心当たりのある効果はありましたか?ぜひ周りの人と意見を交換してみてくださいね。

「周りの目」は怖くない。人に見られているほうが脳は活性化する

 

via: BrightSide / translated & text by nazology staff

 

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