後ろ向きで歩くと健康になれる
後ろ向きで歩くと健康になれる / Credit:Canva
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Walking backwards has a surprising number of health benefits https://theconversation.com/walking-backwards-has-a-surprising-number-of-health-benefits-195246

2022.12.05 Monday

「後ろ向きウォーキング」には”健康メリット”がたくさんあった

ウォーキングの健康的メリットはよく知られており、日課として楽しんでいる人も多いです。

しかし、「後ろ向き」に歩く人は極めて稀であり、その効果もあまり知られていません。

イギリスのイースト・ロンドン大学(UEL)に所属する臨床運動生理学者のジャック・マクナマラ氏は、「後ろ向きウォーキングに多くの健康メリットがある」と解説しています。

※後ろ向きウォーキングは、十分に安全を確保してから実施しましょう。従来のウォーキングとは異なり、歩道や公園など人や車との接触が起こる場所では控えてください。

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後ろ向きウォーキングは治療やリハビリに役立つ

人は立ったり前方に歩いたりするだけでも、体の多くの機能を使っています。

そして後ろ向きで歩くと、体は通常とは異なった処理を求められたり、より多くの負荷がかかりします。

こうした難易度の高い動きには、健康上のメリットも多いと考えられます

例えば、脳や神経も後ろ向きウォーキングから益を得ます。

後ろ向きで歩くとより脳に余分の負荷がかかる
後ろ向きで歩くとより脳に余分の負荷がかかる / Credit:Canva

私たちが歩いたり立ったりできるのは、視覚、前庭覚(体の傾きや回転、スピードなどを感じる感覚)、固有受容覚(体の動きや位置を感じる感覚)など、さまざまな感覚を脳で調整しているからです。

後ろ向きで歩く場合には、このシステムにいつもと違った調整が必要になり、脳や神経はその余分な処理から多くの刺激を受けます。

実際、後ろ向きウォーキングは神経疾患や脳卒中後の患者のバランスと歩行速度の確認・治療するためにも採用されています。

また後ろ向きウォーキングによって安定性が得られ、膝の負担を軽減できます。

例えば、変形性膝関節症の治療では膝の負担を減らす工夫をしながら、膝を支える筋肉を鍛えなければいけません。

ここで役立つのが後ろ向きウォーキングだと言われています。

後ろ向きで歩くことは、膝や腰にトラブルを抱えている人にも効果的
後ろ向きで歩くことは、膝や腰にトラブルを抱えている人にも効果的 / Credit:Canva

後ろ向きで歩くなら歩幅が狭くなり、下肢の筋持久力が向上。関節への負担が軽減されるのです。

ちなみに、筋力と安定性が鍛えられるというメリットは、健康な人が後ろ歩きしても得られます。

さらに後ろ向きウォーキングは、慢性的な腰痛をもつ人にも効果的です。

後ろ向きで歩くことで姿勢が変化し、腰椎を支える筋肉がより多く使用されるのです。

これにより鍛えられた筋肉は、日常動作で生じる負荷から腰を守ってくれます。

姿勢も安定するため、体の歪みも生じにくくなるでしょう。

そして後ろ向きウォーキングには治療目的以外にも、健康的なメリットが多くあります。

次ページ「後ろ向き」の運動はダイエッターやアスリートにも効果的

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