世界最小5cmの携帯電話が小さすぎて英国議員に怒られる事態に

science_technology 2017/12/28
Credit: Kickstarter

最小化・軽量化は、ガジェット好が惹かれる要素の一つ。今回ご紹介するのは、まさに指先サイズの携帯電話「Zanco tiny t1」です。

もちろん電話もかけれるし、テキストの送受信もできる、いわゆる超小型ガラケーといったところ。ランニング中でもサイクリング中でも、ストレスフリーで持ち歩けます。縦幅46.7mm、横幅21mm、厚さ12mm、重さ13g。小ささも軽さも申し分ありません。

しかしこの携帯電話、イギリスの議員は「刑務所に密輸される可能性がある」と非常に批判的の様子。実はこれ、小さすぎて空港のセキュリティゲートも通り抜けてしまう可能性があるんです。

開発したのはイギリスの電話会社Zanco。基本的にはこのサイズなので、機能や仕様に制限がありますが、予想以上にできることも多い模様。

Credit: Kickstarter

メモリ、内部ストレージともに32Bで、充電はMicro USBケーブルを利用します。問題は2Gの回線にしか対応していない点で、国によってはもはや2Gを廃止しています。日本でも2012年に対応が終了しており、残念ながら国内で仕様はできません。電池のもちは思ったよりよく、スタンバイ状態なら3日間、最大通話可能時間は180分と優秀です。

Credit: Kickstarter

値段は現在Kickstarterにて35ポンド(約5300円)で購入可能。数量も限りがあり、限定1,000個、現在残り500個あまりということなので、興味のあるごく一握りの奇特なデジタルガジェット好きは、早めにこちらからチェックしてみください。ただし、もし国外で使えたとしても技適を取得する可能性が低いため、セキュリティはゆるゆるのガバガバだと思われるのでご注意。

Credit: Kickstarter
Credit: Kickstarter

小さいがゆえ?犯罪助長への懸念

刑務所での携帯電話は、犯罪を助長し、誰かを脅迫するために使われるケースがままあります。昨年、イギリスの刑務官は13,000台以上の携帯電話と、SIMカードを回収しており、この問題は非常に重要な安全上の課題です。

当局によると、いくつかの刑務所にある身体口腔セキュリティスキャナには検出されないような設計の小型電話機が、ネット上で自由に入手可能になっているようです。よってイギリスは現在、このような刑務所のセキュリティチェックを通過する仕様の小型電話機の販売を禁止しています。

イギリス議員のデヴィッド・リディントン氏は、タバコのライターより小さな携帯電話はセキュリティチェックをすり抜ける可能性があるため、販売を禁止するよう訴えています。さもないと、囚人たちが大きな犯罪を、刑務所の中から指示することも可能だからです。

 

小さくて便利なゆえに、犯罪を呼び起こす可能性のある「Zanco tiny t1」。私が思いつくのはせいぜいテストのカンニングをするために袖に忍び込ませるくらいですが、知識の乏しい人が好奇心で購入するのには、ちょっとリスクが高いのかも。

 

via: kickstarter, dailymail / translated & text by maxim

 

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