人の数だけ「恐怖症」がある?
「高所恐怖症」や「クモ恐怖症」に代表されるような「恐怖症」は、非常に不思議な感情です。実際には害がないように思えるシチュエーションにおいても、特定の対象物に対する強い「恐怖」を感じてしまいます。自分で「過剰反応」だと分かっていたとしても、その感情に打ち勝つことはできません。
最近広がりをみせているものとしては「社交不安障害」があります。これは「社会」に対する恐怖症であり、人と関わる社交的な状況を避けてしまうものです。
このように恐怖症は千差万別、様々な種類のものが存在していますが、どうしてこんな症状が表れてしまうのでしょうか?どうして「クモ」にただならぬ恐怖を感じる人がいる一方で、「血」を見るだけで失神してしまいそうになる人がいるのでしょうか?