society

キューバの米大使館職員を狙った「音響兵器」の正体は「コオロギ」だった? それでも残る謎とは (2/2)

2021.01.28 Thursday

2019.01.09 Wednesday

前ページ■コオロギの鳴き声を室内で反響させると…

<

1

2

>

■なぜ「大使館職員」だけが被害に?

研究者らは研究の中で、「これは録音された音が、音響兵器やその他の科学的なデバイスによってもたらされたのではなく、コオロギの鳴き声であったことを示す強い証拠です」と述べています。

実は、大使館職員の症状が「音響兵器」によるものではないとする主張はこれが最初ではありません。2018年の2月にまとめられた、21人の大使館職員の様々な症状を検証した研究により、それらの症状が音響兵器によるものと一致しないことが伝えられていました。

いずれにせよ、職員の体調不良の原因がはっきりとわかったわけではありません。しかしこの原因が本当に「コオロギの鳴き声」なのであれば、周辺のキューバ人たちはなぜ無事だったのかは、未だ疑問が残るところです。

2018年は激レア年。過去100年で2番目にクーデターが発生しない年だった

reference: livescience / written by なかしー

<

1

2

>

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

社会のニュースsociety news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!