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呪われた湖? 夏になると200体以上の白骨が浮かび上がるスケルトン・レイク、DNA検査で新事実発覚 (2/2)

2021.01.27 Wednesday

2019.08.21 Wednesday

前ページ遺体の死亡年代が1000年も違う⁈

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「呪われた場所?」謎は深まる

ここまで明らかになっていながら、実は3つの異なる人種が「なぜ同じ場所で白骨化したのか」については明確な答えが出せていません。

ループクンド湖は、何世紀もの間巡礼者の通り道として知られてきました。異国からはるばるやってきた巡礼者たちが、地元の自然環境を知らずに災害に巻き込まれてしまった可能性は十分に考えられます。

また人骨を調査した研究によると、外部に数多くの小さな穴が空いていました。これはその個体が、ある時期に極度の栄養失調にかかっていたことを示すものです。

Credit:theatlantic

さらに骨折の様子を調べてみると、いくつかの人骨が鈍器のような物による外傷を負っていることも判明しました。この傷は致命傷というほどではありませんが、動けなくしたり低体温症にさせたりするには十分とのことです。

また、岩なだれにより骨折し、湖に閉じ込められたとも考えられますが、1000年の間に同じことが何度も起こりうるものでしょうか。

スケルトン・レイクは訪れた者が死に至る呪われた場所なのか、それとも死体を遺棄する場所なのか。謎は深まるばかりです。

30年前に発掘された「ヴァンパイア」の正体が判明

reference: discovermagazinetheatlantic / written by くらのすけ

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