子どもの自立心を育む3つの効果的な方法

education 2019/09/19
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「一人が好き」なのは内向的ではなく、実は「自律傾向が高い人」だった

親ならば、自分の子どもに「自立して生きる力を持って欲しい」と思うものです。1から10まで方法を教え、手取り足取り教育する方も多いでしょう。

しかし臨床心理学者のリズ・マテス氏は、「親の仕事として大切なのは、子どもに具体的な方法を教えることではなく、失敗と挑戦の機会を与えること」だと言います。

マテス氏は、子どもの自立心を養う3つの効果的な方法を紹介しています。

その1「命令ではなく、質問で促す」

子どもが小さいうちは、親の方から具体的に指示を出したり、物事のやり方、ルールを教えることが大切です。ただ子どもが大きくなってくると、親の一番の仕事は方法を教えることではなくなります。

親のほうから細かい方法を教えておけば、子どもがやりたいことをすぐ行動に移せて、無駄な時間も減らすことができるでしょう。ところがマテス氏は、「方法を教えてしまうことは、子どもが悩み、失敗し、学ぶチャンスを奪うことだ」と指摘します。

そこで大切なのは、命令ではなく、質問で行動を促すことです。

例えば、「早く宿題をしなさい」と言うのではなく、「いつ宿題を始めるの」と言い換えてみます。こうすることで、子どもに自分で考え行動するきっかけを与えることができるのです。

その2「質問を質問で返す」

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次に、子どもの質問は質問で貸すことが効果的です。子どもからの質問にすぐ答えを与えてしまうことも、上記と同じく、考える機会を奪うことになります。

なので、例えば「作文ってどうやって書き始めればいいの?」に対しては、まず「書きたいテーマは決まったの?」と質問で返すのです。

特に10代の少年少女たちにとっては、「自分が主導権を握っている」という感覚がとても重要になります。親がレールを敷いて、その上を走らせることは、彼らの自立心の芽を摘んでしまうことと同じです。

子どもが抱く疑問に対して彼ら自身に答えさせることで、自尊心や自立心、自分をコントロールする力が養われていきます。もし手取り足取り教えすぎている自分に思い当たる節があれば、答えではなく質問を与えてみましょう。

その3「ルールを作らせる」

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私たちが生きる日常は、あらゆるルールやシステムで満たされています。

例えば、起床時間や朝の支度、帰宅時間、寝る準備などのルーティンはすべて規則的なシステムです。一般的に、日々のルールやシステムを作るのは親であり、子どもはそれに従って生活をしています。

しかし、これも上記と同じ逆効果を生みます。そこでマテス氏は、子どもたちの生活設計を彼ら自身に考えてもらうことが効果的だと話します。

家族全体の生活ルールを子どもに作らせるのは無理がありますが、彼らに関係する範囲でルールを作らせるのは良い効果となります。例えば、「何時までに宿題を済ませれば、夕食までに何時間遊べる」といったことを考えるだけで結構です。

それが習慣となれば、自立的な思考や行動が自然と身につき始めます。

またこのとき、子どもの作ったルールを批判したり、欠陥を指摘したりしないよう注意しましょう。代わりに、子ども自身がルールを実践して、失敗に気づき、自ら修正していくことが重要です。

 

子ども時代に培った自立心は、必ず大人になってからの強みとなります。そのためにどのように教え導くかが、親御さんの大切な仕事となるでしょう。

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reference: psychologytoday / written by くらのすけ

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