老化が加速する年齢は「34歳・60歳・78歳」と判明

life 2019/12/09
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  • 血中にある3000種類のタンパク質を分析した結果、老化に伴って変化するものが1379種特定された
  • それらのタンパク質のいくつかは、34歳・60歳・78歳で特に(加齢による)大幅な変化を見せた

老化は、緩やかに続く1本道のように、一定の速度で進行していくものと思われています。

しかし、アメリカ・スタンフォード大学の研究により、老化の速度には3段階のシフトチェンジがあることが指摘されました。

老化現象には、34歳と60歳と78歳あたりで大きな変化が起こるようです。

研究の詳細は、12月5日付けで「Nature Medicine」に掲載されました。

Undulating changes in human plasma proteome profiles across the lifespan
https://www.nature.com/articles/s41591-019-0673-2

老化の加速は3ポイントある

研究チームは、18歳〜95歳の被験者4263人を対象に、血漿サンプルを採取して、その中に含まれるタンパク質を分析しました。血漿は、血液の約55%を占めており、赤い赤血球以外の黄色い部分を指します。

そして、およそ3000種類の血漿タンパク質を分析した結果、老化に伴い変化するものが1379種類も特定されました。

これらの多くが比較的安定している一方で、いくつかは、ある3つのポイントで大幅に老化傾向を示していたのです。それが、若年成人(34歳)、中年後期(60歳)、高齢者(78歳)でした。

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これら3つの年齢でタンパク質に変化が起きる理由はいまだ不明ですが、この条件をもとにすれば、老化は3つのプロセスに分かれると考えられます。

研究チームのトニー・コレイ氏は「血中にある特定のタンパク質を調べれば、身体の健康状態についての情報が得られることは以前から知られていました。例えば、リポタンパク質を調べれば、心血管系の状態が分かります。

しかし、これほど多くの血中タンパク質が、老化に関係していることは知られていませんでした」と説明します。

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また、こうした結果は、加齢に伴う身体の変化、あるいは老化による病気(アルツハイマーや心臓疾患)の治療法に関して多くのことを教えてくれます。

例えば、老化に関係するタンパク質をその発生源まで追跡できれば、肝臓の老化が同年代より進んでいることなどを特定できるでしょう。しかし、コレイ氏は「今回見つかったタンパク質が、医療目的のバイオマーカーとして応用可能になるには、あと数年必要だ」とも指摘します。

老化の加速ポイントが34歳・60歳・78歳とのことなので、私達としては、その年齢前後で意識的にエイジングケアをすれば何か変化があるのか知りたいところですね。

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reference: sciencealert / written by くらのすけ
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