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能動的な「先延ばし」は生産性を高める

2021.01.27 Wednesday

2020.03.18 Wednesday

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Credit: depositphotos

「先延ばし」という言葉には、マイナスなイメージがつきものです。先延ばしをすることで、後悔や不安の念を引き起こしたり、生産性を落としたりすることも多いでしょう。

しかし、これはあくまでも受動的な先延ばしの場合です。先延ばしのポジティブな面について、インドの心理学者Aditya Shukla氏が海外メディア「cognitiontoday」で語っています。

Active or Passive? Procrastinating on purpose may boost creativity & productivity
https://cognitiontoday.com/2020/03/active-or-passive-procrastinating-on-purpose-may-boost-creativity-productivity/

2タイプの「先延ばし」

先延ばしには主に2タイプあります。受動的な先延ばしと能動的な先延ばしで、前者は後悔の念を抱かせ、後者はポジティブな結果をもたらします。

両者の最も大きな違いは、前者がタスクをやると決めた後でも先延ばししてしまう傾向にあるのに対し、後者は、いつまで先延ばしするかを明確に決め、時が来たら確実にタスクを遂行する力がある点です。

受動的な先延ばしは、決断力と自己管理力のなさによって、仕事を完遂する妨げとなります。一方で、能動的な先延ばしは、あえてプレッシャーのかかる状況を作ることで、自らのベストパフォーマンスを引き出せるのです。

言い換えれば、能動的な先延ばしとは、自己マネジメントの能力と言えるでしょう。

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