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現代の狩猟採集民族が健康な理由は「しゃがむ」姿勢にあった (2/3)

2021.01.27 Wednesday

2020.03.22 Sunday

前ページ世界で最も「座りすぎ」なのは日本人

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原始民族も「座りすぎ」だった

座りすぎに関連する疾患は、先進国の現代人に特有のもので、現生する狩猟採集民にはまったく見られません。

今回、研究チームは、原始民族の健康の秘密を探るため、タンザニアに住む狩猟採集民のハドザ族に協力してもらいました。実験では、彼らにGPSを装着して1日の運動量を計測しています。

結果は、前予想の通り、狩猟採集に伴う高い運動量が確認されましたが、意外だったのは休息時間も多かったことです。特に座る時間は、先進国の現代人と同じくらいで、最長9〜10時間に達していました。

それでもなお、ハドザ族には座りすぎによる疾患がほとんど生じません。

その理由は、ハドザの休息姿勢が椅子に座るのではなく、「しゃがむ」ことにあったのです。

次ページ健康の秘密は「しゃがむ」にあり?

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