
- 一日160秒の運動で大きな健康改善効果が認められた
- 一回の運動時間は僅か4秒だが、全力が求められる
- 脂肪分解量は1時間のランニングよりも多かった
新型コロナウイルスの蔓延により、多くの人が運動不足に陥っています。
そこで研究者たちは「効果が出る最小の運動時間と運動方法」を調べることにしました。
そして様々な試行錯誤を繰り返した結果、効果アリと判断できる最小の運動形態が見つかったようです。
新しく開発された運動プログラムを実践すれば、一日たった160秒の運動で効果が出るとのこと。
いったいどんな運動なのでしょうか?
4秒間は全力運動が望ましい

今回開発されたプログラムは、4秒の全力エアロバイク漕ぎと45秒の休憩を1セットとしています。
参加者はこの運動を1時間ごとに5セット行い、8時間の間に計40セット繰り返しました。
一日の合計運動時間は160秒(4秒×40セット)と短かく、究極の時間節約ではありますが、4秒間は全力である必要があるために、ラクチンかどうかは人によるでしょう。
しかし効果は絶大でした。
160秒の運動を終えた翌日に、参加者の血中のトリグリセリドと脂肪酸化量を測定。トリグリセリドは多すぎると様々な生活習慣病を引き起こす中性脂肪の一つなのですが、160秒の運動を行った翌日には31%も減少し、体脂肪の分解量を示す脂肪酸化量は45%も増加していました。
この成果は、一日1時間のランニングよりも大きなものです。
1時間ごとの頻繁な全力運動が苦痛でなければ、ランニングではなく、こちらの運動を選んだ方が効率的にダイエット効果できるでしょう。