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チーターの100倍の加速!?「スリングショットスパイダー」はパチンコのように”自らを弾き飛ばして”獲物をとらえる (2/3)

2021.08.27 Friday

2020.08.24 Monday

前ページ弾け飛ぶときの加速度は「チーターの100倍」以上

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クモの巣は「3次元の発射台」

スリングショットスパイダーの巣は、大半のクモが作る平面的な巣とは違い、3次元の円錐形をしており、その山の部分から、一本の張力線がまっすぐ張られています。

イメージとしては、円錐形の巣がパチンコの持ち手で、張力線がヒモの部分、文字で表すと「一く」のような感じです。

それからクモは、後ろ足で張力線をたどっていき、巣をくの字に強く引っ張った状態でスタンバイします。パチンコのヒモを絞って狙いを定めている状態と同じですね。

そして、蚊やハエが近くを通った瞬間、引き金を引いて自らをバビュンと発射し、獲物を捕まえます。

研究チームのサアド・バムラ氏は「この天然のバネは、人間が作ったあらゆる材料のエネルギー密度をはるかに凌ぐ」と絶賛しています。

次ページなぜ張力に耐えられるのか?

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